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貴方side
『あっ、、あの?鬱さん?これって、、?』
「ん?これって、、この肉の塊の事?」
そう言われうんうんと頷く。本とに何が起きているか、それは何なのか、色々と聞きたい事がある。
「、、せやね。この子はトントンって言う子なんよ。この肉の塊の中に居るんねや。」
『な、、なんで?』
「それがとんちの病気やからやね。細胞が増え続ける病気。俺とは正反対の病気なんよね。んで、細胞が増え続けた結果が肉塊。簡単やろ?」
さも当たり前だ、、と言いたげな顔で肉塊を撫でる鬱さん。
これが、、あのドライバーさんの言っていた桃瀬さんなのか?
医者をやってきて、初めて見た異様な光景にびくびくしてしまう。
「とんちー。この人は新しいお医者さんやでー?優しい人やからとんちもすぐ仲良うなれるで?」
そう鬱さんが肉塊に話しかけても返ってくるのはただの無音。
それでも鬱さんは何言ってるか分かるようだ。
「、、ほら。Aちゃんもとんちに触ってみ?中々にブニブニしてて最高やで?」
片手で肉塊をニギニギしながら手招きをする。
鬱さんの感じを見るなり、そこまで害がありそうにも感じられず、これも患者さんとの触れ合いだ、と自分に言い聞かせ、手を伸ばした。
『ゎぁぁあっ、、!すいとんみたいぃ、、!』
「その感想はいささか失礼やと思うで?まぁ分かるけどさ?」
人差し指がズブズブと中に入っていく。
すいとん見たいな柔らかさ、見た目はえぐいけれど、ちょっと癖になりそうな感じだ。
『おぉ、、!ほぉぉ、、!すごぃ、、!』
「Aちゃんも分かったやろ?とんちの素晴らしさ。」
こんなに触っちゃって大丈夫かと、少し心配になるが、そんなことどうでも良いくらい触り心地が最高だった。
続く
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腐女子 - うーん、、、あんま面白くないです、、、時間無駄にした。 (9月29日 10時) (レス) @page6 id: c3d964327f (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - へみおらのりりぃさん» へみおらのりりぃさんコメントありがとうございます!その言葉で頑張れます!ありがとうございます! (2022年12月2日 17時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
へみおらのりりぃ - 神やん 連載頑張ってほしいですねぇ(*^。^*) (2022年11月30日 16時) (レス) @page44 id: 9448ccf0f8 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 森の民さん» 森の民さんコメントありがとうございます!包丁のシーン気に入って貰えて良かったです!作者も好きです!ありがとうございます! (2022年11月26日 20時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - 包丁のシーンめちゃくちゃ笑いましたwストーリーもネタも夢主ちゃんの性格も好きです…! (2022年11月26日 12時) (レス) @page41 id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俎 | 作成日時:2022年11月9日 15時