最終病棟【d!】

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貴方side



「いただきまーす！」


『はーい。どうぞっと、、。』


ぐ口い人か食べ始め、私も別に運ぶ人居ないからと、少し休憩がてら椅子に座って話をする。


『あの、、患者さんのお名前って(((「チーノです！」、、それ本名？』


何だ？ここではあだ名で呼び会うのが普通なの？
昨日ペラペラっとだが見たカルテ。
名前くらい見とけば良かったと今さら後悔する。


『じゃあ何の病気なんですか？』


「、、それ俺が飯食ってるときに聞く？普通？」


『やだなぁ私にデリカシーがあるとお思いで？』


頬杖を着きながらチーノさんと話をする。
少しふわっとした癖っ毛の髪の毛がご飯を食べる時に揺れていて、鬱陶しくないのかと思う。


「、、俺体が脆いんですよ。」


『、、まぁ皆そうでしょうね。』


「いやそう言うことや無くて！人よりもめちゃくちゃ体が脆くてな？そんで時々腕とか足が取れたりするんよ。目玉とかポロってなるのは日常茶飯事だし、他の人たちみたいに歩いたりすると足が取れるから、、なるべく動かない方がええんです。」


『はぇー、、。』


「だから、、前のお医者さんは何か俺に変な注射を打ってくれました。」


『その注射とは、、？』


「、、、さぁ。俺にも分かりません。」


そう言い終わると同時に、チーノさんはお盆に飲んでいたスープ皿を置いて、


「ごちそうさまでした。」


以前変わらない様子の笑顔でそう言って渡してくれた。
今度シャオロンさん同様、車椅子を与えないと可哀想だな。


『はい。ありがとうごさいました。』


受け取ったお盆を棚に置いて、また少し談笑する。


『ってか何であの時私がゾムさんの所行くの止めなかったんですか？』


「あーあれですか？あのままお医者さんがﾀﾋんでくれたら良いなーって思ったからですかね？」


『聞かなきゃ良かった。』


続く

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