最終病棟【d!】

1+41 ページ42

貴方side



『すみませんねぇ、、手伝って貰っちゃって。』


「ええねん。それに俺らが食べるんやもん。」


「そうそう。少しは働いた方が僕らも楽やし。」


そう言ってロボロさんと、鬱さんが一緒にご飯を運んで貰う。
ロボロさんは器用にも5つ持ってる。凄い。


「じゃあ僕シッマとグルちゃんと、、あとトンちん所持ってくわ。」


「なら俺はシャオさんとオスマンひとらんぺあと、、ショッピ君やな。後でゾムん所一緒に来てや。大先生」


『えっとぉ、、じゃあ私は残りのお二人ですね。』


そう渡す人の確認をして分かれる。
私は本の人と、ぐロい人の所に運ぶ。
ぶっちゃけ私よりお二人の方が運ぶ量多いのなんか気がかりだな。


『しつれーしまー』


「あっ。ありがとうございます！」


先に本の人の所に行く。
本の人は何度も読み返したであろう付箋などがたくさん貼ってある本を読んでいる。


『すみませんねぇ朝ごはん遅くなってしまって、、。』


「あっ。朝ごはんなんや。」


『、、？はい。今日はトーストですよ。』


「ありがとうございます！久しぶりの手料理ですね。今日は機嫌がよろしいんですか？」


『？どちらかと言うと機嫌は良い方ですけど、、？』


「それは良かったです。頂きますね。」


そう言って机に乗せたパンを頬ばる本の人。
ぶっちゃけ本読みながら食べてんの器用だよな。


『あっ！そう言えば！』


「っ！？、、なんですか？」


突然名前聞いてないなと思い出し、声に出すとビックリしたように肩を動かす本の人。
可愛いな。なんだこの癒し2号は。


『あの、、！お名前ってなんですか？』


「なっ、、名前ですか？、、あー、、なんやったっけ？」


不通名前忘れることありゅ？


続く

1+42→←1+40

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す