最終病棟【d!】

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貴方side



『どうもー、、。』


「なんか俺だけテンション低く無い？」


『まぁ良い思いはしてないので。』


鬱さんの隣の部屋は何でか扉が開かなくて、仕方なく一度飛ばして先程の腕がぶっ飛んだ人の病室に行った。


「わーいご飯だぁ！」


『良く噛んで食べて下さいね。』


そう言ってお盆を机に置く。
腕がぶっ飛んだ人はすぐにお盆に乗せられたご飯にかぶり付く。


「かぁー、、！うめぇ！」


『それなら良かったです。』


美味しそうに食べてる腕の人を見て、先程の一つ飛ばした部屋の人が気になり、腕の人に聞いた。


『あの、、ここの隣の病室って誰か居るんですか？』


「両方とも居ますよ。左隣がトントンさんで、右隣がゾムさんです！」


『その右隣の、、ゾムさんって人、今病室居ますか？』


「居ると思いますよ？あの人外に出しちゃ駄目って厳重に鍵かけられてるんで。」


それで扉が開かなかったのか。納得納得。
その、、ゾムさんとやらの病気が感染するとかだったら考えようだけど、その感じからすると多分外に出すと危ないから的なやつだろ。


『そのゾムさんにご飯とどけたいんですけど、入っても大丈夫ですかね？』


「、、あんまりオススメだけはしないかな。だってゾムさんだもん。」


なんか腑に落ちない返答だな。
そうちょっとモヤモヤしながらゾムさんの病室に向かう。
、、万が一。襲ってくるのなら対抗出来るようにつっかえ棒を持って扉の前へと立つ。


ｶﾞﾘ,,ｶﾞﾘｶﾞﾘ,,


なんか引っ掻いてる音聞こえるんだけど？？


『こういうビックリホラー系苦手何だがー、、？』


そう言ってドアをノックした。


続く

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