そばにいて…K.Nozomu

＊40＊ ページ43

気がついたらもうお昼過ぎ。
横を見ても望はいない。


そうだよね。
休みの日だからって
こんな時間までは流石に寝ないよね。


リビングに行くと
ソファーに座ってる望。



｢おはよう。｣


と声をかけたけど、返事がない。


｢望？｣



ソファーに近づくと
この間の診察でもらった薬が机の上に…




望｢なに？これ。｣




｢…｣




望｢聞いてないんやけど。
明らかに増えてるやん。｣




｢うん。ごめん。｣




心配かけたくなくて
一緒にいられる時間も少ししかないのに
その時間を重い話で使いたくなかった



望｢んあﾞ！もーええわ。｣




そう言って出ていってしまった



小さなことかもしれない
でも、こういうことで関係が
崩れちゃうんだろうな

＊41＊→←＊39＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す