俺ほんまに幸せやわ。 (ページ33)

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2【流星Side】ページ33

廉が眠ってから15分。

顔色は悪いけど眠れてるみたいで良かった。

流星【大ちゃん?】

大悟【流星どないしたん？】

流星【廉の手あんなに大きかったのに、今となっては僕と変わらへん。しかも点滴もたくさんつけられて、寝る時には酸素マスクもつけなあかんなんて。】

大悟【ほんまやな?かなり弱ってるな？でも、廉は強いと思う。僕やったらこんなに辛くてしんどい治療耐えられへん。】

大ちゃんと話していてふと思った事が頭の中に浮かんだ。

流星【なんで廉は僕らに早く教えてくれんかったんやろ？】

廉【ごめんな？俺流星たちが知ったら悲しむんとちゃうか？って思って黙ってたんや。いや、それは言い訳かもしれへんな?怖かった。伝えてもし、俺がこの世界からいなくなるようなことがあって大ちゃんや流星が立ち直れんくなったらって考えたら、なかなかいいだせんかったんや。】

廉僕たちの事まで考えてくれてたんだ。

廉【それとな？俺もうしんどいねん。体力も限界まで来てる。薬の効果もあまり聞いてないらしく、何回も強い薬に変えてるけど、数値も良くなってへんねんて。それでな…もう…】

流星【嘘やろ？廉!嘘やっていって?お願いやから。なぁ…ﾋｸｯ】

廉【あと、3ヶ月やって。治療してもせんくても変わらんねんて。】

大悟【それ、メンバーには伝えたん？】

廉【伝えてへん。ここで静かに眠っていくんや?】

廉なんでそこまで強くいれんの？。どこまで強がりなん?

流星【本気やないよね？その気持ち。ほんとわ怖いんやんな？なんでなん？なんで自分の気持ち隠そうとするん？僕らにぐらい本音で話してえや!廉のバカ！】

あぁ、僕最低や。

一番辛いの廉の方やのに…

情けなくなって病室を抜け出した