みんな大好きだよ。

2【海人side】 ページ33

ジャニーさんが帰り俺ら5人は抜け殻のようになっていた。

しばらく何も話さない状態が続き突然じんぐが話し始めた

勇【なあ？俺ら5人で約束した事忘れてない？俺ら玄樹がしたいようにしよって。玄樹がそうしたいならそうさせてあげるのが1番なんじゃないかな？俺らはその分テレビやファンのみんなで玄樹の分まで笑顔届けるようにしない？】

紫【でも1番悲しむのはファンのみんなじゃないのか？】

勇【こないだのライブでも玄樹言ってたじゃん？僕はいつかいなくなる時が必ず来る。
来ないと信じても来てしまう。
そのときは笑顔で送り出してほしい。
その言葉にもファンの子達泣きながらでも納得してくれていた。
俺らが納得してあげないと、玄樹の考えが無駄になる。】

紫【じゃあ！お前は玄樹がいなくなる事に納得出来んのかよ！お前なんでこんな時にまで冷静でいれんだよ？
おかしいよ！！！！！！】

勇【みんながみんなそうやってとり乱れていたら、誰もちゃんとした考えができない。
だから俺だけでも取り乱したい気持ちあるけど我慢してこうやって言ってんだろ？】

ダメ！2人が喧嘩し始めてる。

止めないと…


海【やめてよ！今喧嘩してる場合？
みんな急にこんな事になって苦しいよ？
でも1番苦しいのは俺らよりも玄さんなんだよ？
これが玄樹の気持ちそのものだよ！じんぐを責めるなんておかしいよ…こんな風になるまで気づかなかったのは紛れもなく俺らなんだよ？
1番近くにいたのに気づかなかった俺ら5人の責任でしょ？
手紙読んでからこれからどうするか決めよ？】

我慢したかったけどできなかった。

玄樹がどんな気持ちで置き手紙をしてまで、俺らの前からいなくなったのか。

紫【ごめん。海人の言う通り。】

海【謝る相手俺じゃなくて他にいるでしょ？】

紫【じんぐごめんな？】

勇【大丈夫^^*お前の気持ち分からんでもない。
親友がいきなりいなくなったんだもん。】

廉【早く手紙読みたい。
玄樹の気持ち早く知りたい！】

優【じゃ一旦解散。
手紙読み終えたやつからもう一度リビングに集合な？
廉と紫耀は辛かったらここで読んでいいから。】

岸くんの一言でみんなそれぞれの手紙を手に取り部屋に戻った。

紫耀と廉はリビングのソファーに座り読んでいた。

手紙を読み終わり【廉side】→←リビング【紫耀side】

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