【ハイキュー】烏野高校排球部マネージャー(強制)は閻魔大王第二補佐官でした4【鬼灯の冷徹】 (ページ9)

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第124話ページ9

第三者side

それから彼らは4回戦、5回戦とババ抜きを続けていた

何度目かの勝負で、澤村に最後のカードを引かせた海が立ち上がって言った

海「…よし。勝ち抜けみたいで悪いけど、これで終わりにするよ。明日も早いからな」

黒「お、おう。そうか？」

澤「また明日な…」

木「試合では負けねーからな！」

三人の主将が悔しさを隠しもせずに、教室を出ていく海を見送る

赤葦とAは、すでに限界に達していて床に突っ伏して眠っていた

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その頃、烏野の部員たちが寝起きする教室で日向が目を覚ました

日向はトイレに行くため寝ているチームメイトたちを踏まないように気をつけながら廊下に出た

するとどこからか叫び声が聞こえた

日向は声のする方へ歩いていった

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日向は声の漏れている教室の前に着くと中から聞こえてる声が気になりそーっと扉を開けた

日向が恐る恐る声をかけると三人の主将は思わずトランプを隠すようにバンッと勢いよく机にてをついて振り返った

「「だ、誰だ！」」

日向は赤く血走った目で三人に睨みつけられ思わず

日「え？…う、うわ！出た、鬼ー！！」

と言ってそのまま扉も閉めずに一目散に逃げ出していった

正気に戻った主将たちが顔を合わせ､気まずそうに目をそらす

澤「日向…あいつ…鬼って言ったか？」

黒「もうそそろ寝るかな…」

木「そう言われたらなんか眠たくなってきたなぁ。おい､赤葦起きろー」

澤「東堂も起きろ」

赤葦は起きたがAは起きない

澤「…参ったな。どうするか…」

黒「誰か運ぶしかないんじゃねーの？」

赤「…じゃあ俺運びます。梟谷が一番マネージャー部屋に近いですから」

そう言って赤葦はAを姫抱きした

木「まさかの姫抱き！？」

赤「おんぶはしにくいじゃないですか」

赤「では俺はAさんを運ばなきゃいけないですし先に失礼します。今日はウチの主将が迷惑かけてすんません」

そう言って赤葦は澤村と黒尾に一礼してからその場をあとにした