9話 ページ9
そうして逃げている時、急に目の前にミカが現れた。
ミカはまるで私の進路を邪魔するように立っていて、にっこりと笑うその顔が恐かった。
「…ねぇ、ルカ。
さっきの話聞いてた？」
「【さっきの話】ってなんのこと？
知らないよ？」
「嘘。
ルカは嘘を言っている。
覇気ってね、極めると人の心まで読めるんだよ？
私ね、最近それが出来るようになったの。
ルカはさっきの話聞いたはず。
責めてる訳じゃないんだ。
ただ…正直に言ってほしいから。」
「…私は何も知らないよ？
【私は聞いてないし見ていない】。
【ミカの間違え】じゃない？」
「…………そうだよね。
ルカが嘘つくわけないじゃん。
ルカは何も聞いてない。
ルカは何も知らない。
私の間違え…
私の間違え…
私の…」
「そう、そうだよ？
ミカの間違えだったんだよ？
そろそろカワイアさんのところに戻ったらどう？」
「…うん。
わかった。
ごめんね、ルカ。」
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いんく(プロフ) - 花火さん» ありがとうございます！作者としては、付箋もどきをこのpartで回収したいと思っています… (2016年4月7日 8時) (
レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2016年4月6日 18時) (レス) id: 0b6897f580 (このIDを非表示/違反報告)
いんく(プロフ) - ありがとう！頑張ります^^ (2016年4月5日 18時) (レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - 続編、おめでとう！ 更新頑張ってね(*^^*) (2016年4月4日 20時) (レス) id: 195e6d6558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんく | 作成日時：2016年4月4日 20時
