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8食目。 ページ9
婚約は破談になった。
なぜ破談になったか、なんてもう言わなくてもわかるだろう。
会食の時に『やらかした』アレが原因である。
だがバニカは、縁談話が白紙になってから、食に一層情熱を注いでいた。
アルテとポロ、セレナの従者を連れて様々な国を旅し、様々な料理を食べてきた。
その場所その場所でセレナやアルテが料理を学んでいた。
セレナは料理自体は嫌いではなかったし、いろいろな国に行けるというのはなかなか楽しいものであった。
しかし、『旅』というものはすごく疲れるものである。
もちろん宿をとったりしていたが、体の底から疲れがとれるものではない。
だから久しぶりにベルゼニアに帰ることにしてもらった。
バニカ自身、ベルゼニアにもジズ・ティアマを持ち込みたいと考えていたようだったし、ちょうどいい区切りであったようである。
一旦屋敷に戻り、そのあと皇城に行くということで話はまとまった。
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いんく(プロフ) - 桜猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。一ヶ月一冊ペースで進めていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。 (2016年8月5日 19時) (
レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫 - こちらも読ませていただきます( ^ω^ ) (2016年8月3日 11時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんく | 作成日時：2016年8月1日 22時
