16食目。 ページ20
セレナは街に『おつかい』をしに来ていた。
「あとは……石鹸かしら」
手に持っているメモを見ながら呟いた。
大通りの端には、ハーブや薬を置いてある店がある。
セレナはいつもそこで材料を(・・・)買っていた。
別に他の店にちゃんとした石鹸はあるのだが、ちょっとした好奇心で石鹸を作ってみたことがあった。
当然のことながら、すごい時間がかかったのだが、意外とそれが好評だったので、それからはいつも手作りしていた。
「いらっしゃい」
店に入るなり、店番の人が話しかけてきた。
セレナはそれに軽く会釈し、すぐに商品を見た。
お香やアロマもあるここは、かなりきつい匂いがする。
それから逃げるようにすぐに「いつもの」を選んで店から出た。
屋敷に帰る途中、トウラベンの畑を見学することにした。
バニカが悪魔と契約してから、彼女はこのトウラベンの畑に来てないだろう。
しかし、指導者がいないのにも関わらずここまで見事な畑を維持しているのだから、彼らはよく頑張っているね、とセレナは思う。
久しぶりに『コンチータ・ワイナリー』に立ち寄ってみることにした。
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いんく(プロフ) - 桜猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。一ヶ月一冊ペースで進めていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。 (2016年8月5日 19時) (
レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫 - こちらも読ませていただきます( ^ω^ ) (2016年8月3日 11時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんく | 作成日時：2016年8月1日 22時
