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プロローグ ページ1
シックルは考えていた。
この時代にも現れた女のことを。
彼女は当時、「セレナ」と名乗っていた。
昔と変わらず、水色と緑を足したような髪の色で、赤い目をしていた。
そして彼女はコンチータ家に使えていたメイドだった。
厳密にいえば、コンチータ家に使えている、ということではなく、当時のコンチータ家当主の妻、メグルと共にコンチータ家にやって来たメイドであった。
メグルに幼い頃から使えていたために、セレナと共にコンチータ家に入ることを強く望んだためである。
そして不思議なことに、容姿が全く変わらなかったのである。
メグルが成長しても。
まぁ、それはいいのだ。
彼女にはまだまだ謎が隠されている。
それを今語っても後に語っても結果は変わらない。
気長に考えよう。
シックルは考えていた。
物語は、バニカ=コンチータの誕生パーティから始まる。
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いんく(プロフ) - 桜猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。一ヶ月一冊ペースで進めていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。 (2016年8月5日 19時) (
レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫 - こちらも読ませていただきます( ^ω^ ) (2016年8月3日 11時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いんく | 作成日時：2016年8月1日 22時
