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弁解 ページ46

「勝手に入ったのは謝ります…方法が掴めるかと思って…」
次の日の朝早起きして創志郎さんの部屋に行った。ちゃんと説明するために!

「方法…?」
怪訝そうな顔をした創志郎さんはワイシャツの裾を出してる。創志郎さんにしてはラフ

「あの…昨日言ってた契約の…」
言いかけると、創志郎さんは椅子から立ち上がってパジャマを捲くる
私の手や足、首筋をジロジロと見た

「な…なんですか…?」
「契約なんてしていないじゃないか。…まさか」

ん???話が噛み合ってないぞ???

「いやだから知識として知っておきたかったんですって、まさかってなんですか…。結局見つかりませんでしたけど」
とはにかめば、君には必要ない知識だとぴしゃりと切られた

「…というか身体見て分かるものなんですね。契約って」
カマをかけてみよう。ここで引き下がったら一生教えてもらえなさそうだし


「……」
創志郎さんの眼を見つめて何を考えてるのか読み取ろうとする。
きっと向こうもそう


「…絶対に、契約をしないと誓うか?」
「もちろん。知識としてって言ってるじゃないですか。知らないって言うのは命取りですよ」

創志郎さんは渋々説明してくれた。
『互いの血液の摂取』が最もポピュラーな契約方法。時たま『身体の一部を交換』や『接吻』で契約する鬼と人間がいるらしい。

「ちゅ…キスで契約とかなんですかそれ…」
「昔はよくいたぞ」

交換とかはもう痛々しいのが分かるからいい…

血液の摂取は鬼が人間の血を飲む、人間が鬼の血を飲む、ある程度の量が必要。

純血の鬼が人間と契約をすることは基本的にないらしい

「それからは話した通り、人間と鬼は感覚を共有しはじめる。それだけだ。」
「…なるほど、勉強になりました!ありがとうございます創志郎さん!」
「本当に分かっているんだろうな…?」
「大丈夫ですよ。それじゃまた後で」


部屋の外では紕閠さんがぴしっと立っていた。
全部聞いてたんだろうなぁ…

「聞いてました?」
「…申し訳ございません」
ペコリに頭を下げる紕閠さんの腕には白い布

「いや、平気ですよ。それより紕閠さん…契約解消方法、本当はあるんじゃないですか?」
あれだけ詳しい創志郎さんが知らないはずがないと何処かで思ってた。過信かもしれないけど

「お答えしかねます。ですが一つ言わせて頂きますと、A様は少々無防備すぎるかと」

そう言って私のパジャマの襟を直してくれた



Aはその眼が熱を孕んでいた事を知らない

睡眠→←警戒



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設定タグ:執事 , オリジナル   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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saya(プロフ) - 味噌汁さん» 確かに、ビックリしましたけど、最後の賢正のセリフはかっこよかったです。。。(TωT)/~~~ 私も久しぶりにこんなにドラマにハマったので待ち遠しいです♪ (2016年11月1日 23時) (レス) id: 95169321dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁(プロフ) - sayaさん» そうですね〜二人の演技にみごとに騙されてしまいました…。日曜日が待ち遠しいです (2016年11月1日 22時) (レス) id: 2bbd48963b (このIDを非表示/違反報告)
saya(プロフ) - 味噌汁さん» ですよね!敬語じゃない賢正も良かったです♪眼鏡を取るところとか、スイッチみたいで、これから後々過去が明かされていくみたいなんで気になりますね〜 (2016年11月1日 21時) (レス) id: 95169321dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁(プロフ) - sayaさん» 分かります〜!普段の一人称が「俺」って所にギャップというか、男っぽさを感じて好きです!!ありがとうございます〜! (2016年11月1日 17時) (レス) id: 2bbd48963b (このIDを非表示/違反報告)
saya(プロフ) - 味噌汁さん» ディーンさんのアクションとか、私服とかも良かったですよね! もちろん、1番は執事賢正の姿ですけど♪ 楽しみにしてますね(TωT)/~~~ (2016年11月1日 16時) (レス) id: 95169321dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味噌汁 | 作成日時:2016年10月30日 2時

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