ヤキモチ4 ページ9
his side
A「今からご飯作るから先にお風呂入って。」
正門「はーい。」
Aに言われて素直に風呂に入る。
いつもやったらAの手料理を楽しみにする幸せな時間やのに。
今は、触れ合うほど近い距離で楽しそうに話してたAと大吾の姿が脳裏に焼き付いて離れん。
いつから俺はこんな嫉妬深くなってしまったんやろか。
大吾とAはずっと前から仲良い。
俺が知らない2人の思い出もあるんやろうなあ。
なんて考えてたら、結構長い時間湯船に浸かってしまっていた。
風呂から出て、リビングに行くとテーブルには美味しそうな料理がすでに並べられていた。
A「よしくんお風呂長い！待ちくたびれたわ！」
そう言いながらもちゃんと待っといてくれる。可愛すぎんねん。
正門「ふは、待っといてくれてありがとうな。」
わかりやすく顔を赤くするA。
A「んもう、お腹すいた！はよ食べよ！」
一緒に食べ始める。
正門「今日は品数多いね。豪華な食事や。」
何気なく言った一言に、Aが黙ってしまった。
正門「どうしたん？」
A「やって、よしくんが、帰ってきてから元気ないから…。」
正門「…！気づいとったん？」
静かに首を縦に振る。
A「元気になればいいな思て、ちょっと料理頑張った。」
いてもたってもいられんくて、Aを後ろから抱きしめた。
正門「…実はな、Aと大吾が仲良いの見て、ヤキモチ妬いてん。やから、ちょっと余裕なくて。ごめんな。」
Aの顔に笑顔が戻る。
A「ううん、全然。それに、ヤキモチ妬いてくれるとか、少し嬉しい。」
正門「あかん、可愛い。」
額にキスを落とした。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
正門「そういえば、いつ気づいたん？」
A「口数少ないし、お風呂長いし、それに…」
正門「それに？」
A「今朝、帰ったらちゅーする言うたのに、せんかった。」
正門「……そんなこと今の俺に言うたら、誘っとるようにしか聞こえんのやけど。襲うで？」
A「あほ！」
今日の夜も甘い。
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明太子フグ(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！ (2019年3月28日 14時) (
レス) id: 20f6bf9c98 (このIDを非表示/違反報告)
ロウ(プロフ) - 大変申し訳ございません。見落としていました。このサイトの利用方法をもう一度よく学んで、作品を制作していきます。 (2019年3月17日 23時) (レス) id: 58aeb7a58f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月17日 17時) (レス) id: 72529fb9c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロウ | 作成日時：2019年3月17日 17時
