霞柱は花柱を愛しているようです。 (ページ2)

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黄色い髪に黄色い羽織。

｢私は黄色が好きです｣といかにも主張をしているかのような見た目だ。

隊服を着ているということは鬼殺隊なのだろう。

｢大丈夫ですか??｣

黄色い男に声をかける。

善｢ん、ん〜……｣

｢良かった、意識はあるようですね。立てますか??｣

善｢…??｣

その男はいきなり唸り出したと思うと、急に抱きついてきた。

｢ひぇ………｣

｢し、しっかりしてください｣

善｢…………て…｣

て？

善｢もももももしかしてぇっ!!!!!!!!!!!!!!｣

いきなり大声出し始めたよこの人

善｢俺の事好きなの!?ね、そうだよね!!!!結婚しよう!!!!!!!!!!｣

は

は？

｢は？｣

どうしたらそうなるの？

｢好きでは無いですよ…結婚もしませんよ｣

｢とりあえず立ってください｣

善｢はいっっっ!!!!!!!!!!｣

うわぁ立ったよこの人

立っちゃったよ

もういっそぐったりしてても良かったのに←

……あんまり関わりたくないなぁ

｢………元気はあるようなので……………それじゃあこの辺で……｣

さっさと行ってしまおう。

柱合会議があるんだ。

ｶﾞｼｯ

黄色い男は私の足にしがみついてきた。

｢…………何ですか?私、忙しいんですが｣

善｢結婚してぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!｣

｢辞めてください。私、名前も知らない人と結婚する気なんてありませんよ｣

善｢俺は我妻善逸!!!!｣

｢そうですか｣

｢俺の事好きだよね!!!!!!!!ねぇ君、名前は??｣

｢小世花です。小世花Aです。｣

教えられたからには教えないとダメだよね。

いかにも不審者なこの人にはあまり教えたく無かったんだけど。

｢Aちゃん!!!!俺と、結婚…………｣

｢あっ!!!!!!!!｣

もうこんな時間!!

早く行かなくちゃ…!!

｢あの、ほんとに時間無いんで｣

そう言って私は善逸という人を追い払った。

善｢あーーーーーっ、待ってよAちゃぁぁぁん!!｣