クラリオさんと勝負 ページ8
｢…さん、…Aさん、起きて下さい。｣
んー、なんだろうなんか呼ばれてるような??
｢……ん。｣
｢着きましたよ、起きてください。｣
もう着いたのかな…??
ﾊﾟｼｯ
｢あだっ！！｣
｢ほら、着いたぞ。
あんまり隣の奴に迷惑かけるなよ？｣
風丸先輩が叩いた〜(丸めた紙で)
いたーーい
｢…風丸先輩ひどーい｣
｢ひどーいじゃない。お前で最後だからな。｣
ちなみにそのまま引きずり下ろされました。
あ、そういえば一星くんに何も言ってないや
取り敢えずバスを降りてから
一星くんが降りるのを待つ。
｢一星くん、起こしてくれてありがとう！｣
｢いえいえ。Aさんが気持ちよさそうに
寝てたので、起こすの遅くなっちゃって…｣
いやほんとにいい子。可愛い。
私が先輩だったら後輩に欲しいタイプだな。
で、そのままみんなについて行って説明を色々受けた。
マネージャーは、杏奈先輩、秋先輩、つくし先輩。
そしてヨネさんが着いてきてくれたらしい。
部屋決めの話になって私は一人部屋になりました〜
FFIのアジア予選の試合が1週間後にあるらしい。
……私も、頑張らなきゃ。
"次の日"
｢えっ、クラリオさんと勝負するんですか。｣
どうやら、スペインの代表選手である
クラリオ・オーヴァンさんと1対19で戦うらしい。
｢オーッホッホッホッ、
クラリオさんにお手合わせ願いますよ。｣
｢手合わせだと！？｣
｢今から？｣
｢ちょっと待ってくれ…ください監督。
こっちは、19人もいるんですよ！？｣
｢構わん。｣
｢おいおい嘘だろ？1人で19人も相手するっていうのか…｣
｢やるみたいですね…｣
ふむ、私の記憶通りだと、
誰も止められなかった気がする。
まぁ、頑張りますか。
｢では、始めてください。｣
ﾋﾟｰｯと笛がなった。
そのままクラリオさんは1人、また1人を抜かしていく。
ついにスタートの位置からゴールまで迫って来ていた。
"ダイヤモンドレイ"
ボールがダイヤの形に変化し、
ゴールネットに向かって正確につき放つ。
無論、DF陣は吹き飛ばされてしまった。
｢…負けない！｣
片足で何とか止めようと粘るが、
私も吹き飛ばされてしまった。
｢うわっ…｣
｢…おっと、大丈夫？｣
吹雪さんが受け止めてくれたみたい。
何とか立ち上がったけど
私たち19人に、勝ち目はなかった。
何故ならあの円堂先輩でさえ止められなかったからだ。
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れもん。(プロフ) - 虎倉瀬さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります (2022年10月11日 18時) (
レス) @page40 id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
虎倉瀬(プロフ) - この作品の夢主ちゃん可愛くてめっちゃ好きです！！！これからも更新頑張ってください！！！！！ (2022年10月9日 9時) (レス) id: 65921fec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年3月5日 0時
