亥清くんの嫉妬 ページ6
そのまま右腕を引っ張られてバランスが保てなくなる。
｢ちょ、｣
｢…っと。｣
聞き慣れた声が後ろからして、振り向くとそこには。
｢…はっ、まじで引っかかってやんの｣
｢…はるかっ！！｣
暗闇でもわかる。
絶対ニヤリと笑ってるもん。
｢元々…10円返すつもり無かったし。｣
｢…っちょ。離れて｣
｢やだ｣
なんか、いつもの悠じゃない。
まるで…この前の、花火大会の時のような
私、なにかしたっけ。
｢誰か来ちゃうって｣
｢まだ青波出てないから大丈夫だよ｣
先着順の為、入った人が出てこないと
次の人が行けない仕組みになっている。
しかも広いから、あんまり人と会わない。
そう、逃げ場など元々ないのだ。
｢嫌そうにしてたくせに、来たんだ。｣
｢だって海花が行きたいって言うから｣
｢ふーん。｣
非常にマズイ。
ただでさえ密着してて心臓がやばいのに。
｢ちょ、ほんとに離れて｣
｢…明日。｣
｢…ん？｣
｢あした、花火の時来てくれるならいいけど。｣
そう、私の学校では2日目の夕方に花火が上がるのだ。
それで告白してカップルができるのも多いらしい。
｢…べ、つに、いいけど。｣
｢ん。じゃ、ラビチャするから｣
なんて言って。そのまま海花の元へ走った。
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れもん。(プロフ) - miyaさん» 閲覧ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる側としても嬉しいです(˶˙ᵕ˙˶) (2022年10月8日 16時) (
レス) id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
miya - 前作から読ませていただきました!悠が可愛くてにまにましちゃいました!! (2022年10月7日 7時) (レス) id: 20df3662ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年10月6日 23時
