嫉妬心 ページ34
最近ガチャが止まらない春瀬です。
ほんとにユウくんかっこいい。
｢イベント走ろうかな…｣
｢まだそれやってんの？｣
そう、今日は悠がうちに来ています。
お家デートしてるんだけどSwitchの
充電が溜まるまでゲーム出来ないんだよねー。
｢最近ハマったんだよね。｣
ちら、っと私のスマホを覗く彼。
いや、ほんとに似てるんだよね。
｢ふーん。そっちのがいいんだ｣
ジト目でこちらを見てくる。
別に、悠柄嫌いなわけじゃないんだけどなぁ…。
｢…別に、悠のこと嫌いな訳じゃないんだからいいじゃん！｣
ゲームの中に推しくらいいるだろ悠も！
と、反撃するがどうやら無意味なようで。
｢…ねぇ、構ってよ。｣
ゲームに夢中になっている私に拗ねたのか、
横にくっつくように座る彼。
｢っ……！！｣
これは…
いや、でもまだわかんないぞ。
でもいつもの悠ならこんなこと
恥ずかしがってしないのに。
｢…今は、ちょっと。｣
これはホント。一応今戦闘中だから。
終わったら構おう、と思っていた。
なのになんで。
｢…ちょっ、まって、なに｣
そう、いつの間にかソファの上に押し倒されていて。
｢だってさ、俺ばっか嫉妬してて悔しいし。｣
うん、これ嫉妬したやつだ…！！
くっそかわいい。
ちなみに、彼の耳は真っ赤である。
そのまま逃げようとするも私も私で
手首を掴まれているためすぐには逃げられない。
｢ねぇ、こっち向いて。｣
｢む、無理に決まってるじゃん…！｣
恥ずかしすぎて彼を直視できない。
ただ、嫉妬して欲しかっただけなのに。
こんなことになるなんて誰が想像する？
｢うっ、顔がいい…｣
こんな時でも顔がいい、
なんて言う余裕がある私やばいよね。ほんとに好き。
｢考え事してる暇あるなら、俺の事だけ考えなよ。｣
｢ね、A。｣
彼は、怪しい笑顔で微笑んだ。
｢…っ、ツンデレだと思ってたのに｣
なんで最近こんなドS化してんの…！？
｢そうさせたのは、あんただから。｣
ニヤリ、と微笑んだ瞬間彼の顔が
近づいてきて、私は目を瞑った。
しかし、何も起こらなかった。
「え、あれ……？」
目を開ければそこには、
悪戯に成功したような顔をしている彼がいた。
「…されると思った？」
｢っ、ちょっと…んっ｣
そう、彼はいつの間にか私の扱い方を覚えたらしい。
そして、気づいた時にはもう遅い。
｢はっ。顔、真っ赤じゃん。｣
神様、どうかこの意地悪な彼を止めてください。
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れもん。(プロフ) - miyaさん» 閲覧ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる側としても嬉しいです(˶˙ᵕ˙˶) (2022年10月8日 16時) (
レス) id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
miya - 前作から読ませていただきました!悠が可愛くてにまにましちゃいました!! (2022年10月7日 7時) (レス) id: 20df3662ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年10月6日 23時
