さあ、白黒つけようか ページ26
もうすぐ大晦日、ということで
今年もあの時期がやってきた。
そう、ブラックオアホワイト。
通称:ブラホワ
今年は4グループ全員が参加するようで、
どのグループが勝つか分からない。
大晦日はいつもの3人で過ごします。
時雨が実質一人暮らしなので時雨んち集合です。
｢ねぇ、会場行きたかった……｣
｢抽選したんだっけ｣
｢倍率えぐかったんだよ、ほんと。
悲しいんだが｣
そうです、いつもの倍はありました。
もちろん当たらなかったです。
まぁ、でもテレビで見れるだけいいとしよう。
｢で、そのペンラの量は何…｣
｢え、もちろん悠と〜｣
｢楽と〜｣
｢天くんでしょ〜｣
｢和泉くんに｣
｢あと百さんに巳波さん！｣
｢2人ともほんとアイドル好きだよね…｣
はぁ、なんてため息をつく時雨。
とか言いつつその右手に持っているものはなんだ。
｢じゃあ、右手に持ってるのはなーんだろーな？｣
｢…ちょ、これは環が勝手に渡してきて！！｣
｢ふーん、それで環くんのペンラとリング持ってるんだ｣
ニヤリ、と2人で彼女の方を見ると
珍しく少し顔が火照っていた。
｢ŹOOĻが8時からでしょ？
A、悠にラビチャしてあげなよ｣
｢既読つくかなぁ｣
｢あ、電話かけちゃう？？｣
｢ちょ、海花！！｣
亥清悠と書かれたトークを押して
電話のマークをタップする。
そのまま通話する、と書いてあるボタンを押した。
〜♪
着信音が鳴るが、なかなか出ない。
当たり前だろう、なんせ本番30分前なんだから。
すると着信音が止まった。
『…もしもし』
｢あ、えっと、もしもし…？｣
『なに、どうしたの』
｢いや、あの｣
｢はーるかー！！ライブ頑張れよ！！！｣
｢ちょっと時雨！！｣
｢ビデ通にしちゃえ｣
｢ばっ！！｣
そう、海花が勝手にビデオボタンを押した。
そして画面には私、時雨、海花の3人が映し出される。
『ハル、どうした？』
『いや、なんでもな…』
『お、Aじゃん。』
『ちょ、トウマ勝手にビデオにすんなって！』
テレン、という音がして悠の方もビデオに代わった。
多分控え室の中だと思う。
画面にはトウマさんと悠、
奥に座っている巳波さんと虎於さんが映っていた。
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れもん。(プロフ) - miyaさん» 閲覧ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる側としても嬉しいです(˶˙ᵕ˙˶) (2022年10月8日 16時) (
レス) id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
miya - 前作から読ませていただきました!悠が可愛くてにまにましちゃいました!! (2022年10月7日 7時) (レス) id: 20df3662ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年10月6日 23時
