とりっくおあとりーと ページ15
｢まさか、悠と両思いになれるなんて｣
｢…春瀬が、巳波のこと好きって
言った時は本気で焦ったし。｣
むっ、とした顔になる。
なにそれ嫉妬？可愛い。
｢嫉妬してたの！？…可愛い。｣
｢っだから、可愛くないし｣
悠って照れてる時って目線逸らして口元隠すよね、好き。
｢えへ、可愛い｣
｢……A、トリックオアトリート。お菓子ちょーだい。｣
｢…うぇっ！？｣
ある訳ないのに、なんで。
不貞腐れちゃった、？いや、まさか。
｢持ってるわけ、ないじゃん｣
｢ふーん、じゃ。｣
｢ばっ、ちょなにして｣
雰囲気が妖しくなる。
そのままさっきの壁ドンの状態に戻ってしまった。
え、なんでどうしよう。
｢ちょ、離れて｣
｢A、仮装可愛いじゃん。｣
｢…っ、ほんと心臓に悪い｣
｢シスターってさ、吸血鬼を灰にできるんだっけ？｣
そう、さっき話していたこと。
なんだろう、悠がよりかっこよく、色っぽく見える。
｢Aに、そんなことできないと思うけど。｣
｢んっ…それ、ほんとやめて｣
耳元で囁く悠。弱いのわかってて
いつも遠慮なしにやるから困ったもんだ。
｢お菓子ないってことはイタズラしていいんでしょ？｣
｢…いいって言ってな、ちょっ！！｣
鋭い牙が首筋にあたる。
吐息がかかって擽ったい。
｢ちょ、ほんとなにして …っ。｣
鋭い痛みが走る。え、何したの。
と、すぐさま離れてニヤリとこっちを見る。
｢ごちそーさま｣
じゃ、なんて言って置いていかれた。
え…………何。
｢…あんなの、沼らないわけないでしょ。｣
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れもん。(プロフ) - miyaさん» 閲覧ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる側としても嬉しいです(˶˙ᵕ˙˶) (2022年10月8日 16時) (
レス) id: be79fbde0d (このIDを非表示/違反報告)
miya - 前作から読ませていただきました!悠が可愛くてにまにましちゃいました!! (2022年10月7日 7時) (レス) id: 20df3662ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2022年10月6日 23時
