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正門side
こじけんが誠也くんの元に戻ってからはペアのまま動くことが多くて、こじけんと話す機会があまり無かった。
呑気はあいつは屋根裏で大晴とわっきゃしとったりで、なーんも思ってなさそう。
ご飯タイムの時はかろうじて角隣に座ることができたものの、誠也くんとの距離感はなんら変わらへんし。
「心霊スポットトンネルでばらまきクイズ〜！」
そんで今はトンネルに来てばらまきクイズをやるところ。
俺やって怖くないって言ったら嘘になる、ていうか怖い。
こじけんやって強がってるくせに案外ビビリやから、今度こそ2人で行動できると思って隣に行こうとしたんやけどさ…
末「こじま前行って」
『えっ嫌や絶対俺のこと盾にしますやん』
末「いーからはよ！佐野も来てや」
佐「え〜俺一番後ろ嫌っすよ！」
また誠也くんにとられ居場所がなくなる俺。
なあ怖いよ俺やって、だから守ってよ。
そんな女々しいことも言えるわけなく、ぐっと堪えて3人を追い抜かしリチャくんを追いかける。
「ちょ1人にせんといて！1人にしないで！」
虚しいほんまに虚しい。
いつもやったらすぐ隣来てくれるやん、隣おってくれるやん。
「はー疲れた…」
走るのに疲れて歩くことにして、何となく後ろが気になって振り返ってみたら…
誠也くんが晶哉の後ろから走ってこじけんの隣に移動して、その肩をがっちり組んで守りながら歩く俺の恋人。
しかもなんか " 可愛い " とか聞こえたんですけど！？
ここトンネルやから響いて聞こえてますけど！？
「そうですか可愛いですか」
小さくてあざとい誠也くんが可愛くて堪らないですか。
『後ろから正門が走って来てるんですけど、怖いです』
「邪魔やはよ行け」
『こっわめちゃくちゃこっわ』
「おいジジイ！ジジイ走れ！」
『ジジイって言うなボケ』
「やからさっきから怖いねん！」
その後こじけんがから話しかけられることがちょいちょいあって、いつもなら笑って流せる言葉にも今ばかりはムカついてしまう。
『なあ』
「何、俺行きたいんやけど」
逃げるように走ってたものの後ろから追いつかれて手首を掴まれた。
『怒ってる？』
「別に」
『嘘や怒ってる』
「じゃあなんでやと思う？」
『わからん』
「わからんならあかんやん」
素直じゃない俺は、こじけんを見上げてその手を振り払った。
続
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むゆこ(プロフ) - castielさん» お読みいただきありがとうございます！結局のところ紫赤みたいなところありますよね＾＾また書かせていただきます︎︎︎︎︎☺︎ (8月28日 19時) (
レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
むゆこ(プロフ) - さきさん» お読みいただきありがとうございます！個人的に最近橙赤ブームなのでまた書かせていただきますね＾＾♡ (8月28日 19時) (レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
むゆこ(プロフ) - みのりさん» お読みいただきありがとうございます！そうなのですね、、！個人的に紫青は色々なパターンで書きやすいです◎ また紫青書かせていただきますね^^ これからもお読みいただけたら嬉しいです♡ (8月28日 19時) (レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - こちらのお話大好きです！いつも楽しく読ませていただいております！橙赤大好きなので更新嬉しかったです☺️これからも楽しみにしております🙇 (8月13日 23時) (レス) id: 85021810df (このIDを非表示/違反報告)
castiel(プロフ) - いつも楽しく拝読しております!特に紫赤が大好きです!もしよろしければ心霊ロケの紫赤verも読んでみたいです! (5月19日 1時) (レス) id: b51bce6272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むゆこ | 作成日時：2021年8月24日 23時
