purple × red ページ23
小島side
俺らが尖った角を削りに削った結果、
魔性のあざと小悪魔にしてしまったことは謝るわ、申し訳ない。
こんなライバル増えるんなら削らん方が良かったかもやけど、でも削らんかったら俺自身も誠也くんの可愛さに気づけてなかったもんな。
…やるやん俺。
末「こじまと一緒の部屋って結構久しぶりちゃう？」
「確かにだいぶ久しぶりっすね」
ライブのため地方遠征中、嬉しいことに誠也くんと相部屋やった。
嬉しいけど色々堪えなあかん部分も多いからまあ半々やな。
末「はーーー出し切った今日も」
「末さん今日いつにも増して熱かったな」
末「なんか今日コンディション良かってん」
「まあ俺はいつもコンディション良いけど」
末「うるさ」
「先風呂入りまーす」
汗でベタついた体を流してると、ふと目に入る末澤さん持参のシャンプーとリンス。
使っちゃおっかな。怒られるか。まあいっか。
こじまお前俺の使ったやろ！全然入ってないんやけど！って言ってくるな絶対。
「誠也くんどーぞ」
自分から香る誠也くんの匂いににやけてまうのをタオルで隠しながら、何食わぬ顔をして次を促した。
バスローブに着替えて髪の毛をうつらうつらに乾かしながら待ってみる。
末「なあ俺のシャンプーとか使ったやろ！ほぼ入ってないんやけど！」
「おお〜」
末「おお〜ってなんやねん！」
「そう言うと思ってました」
末「おかげで俺の分少なかってんけど！泡立ちいつもより悪かってんけど！」
「はいはいごめんなさい髪の毛乾かしたるから〜」
ブツブツ言っとるけど関係ない俺が嬉しいから。好きな人と同じ匂いで嬉しいからええねん。
濡れ髪で中々の色気を醸し出すその腕を引いて自分の膝に座らす。
なんか言われる思ったけど意外とすんなり座ってくれた。
あこんな感じやけど、付き合っとらんからな？まだ俺の片想い中。
髪の毛を優しく乾かしてると少し振り向きながら何か喋っとって、その口元に耳を寄せる。
末「なんで俺の使ったん？」
そう言ってこちらを見つめる目に視線合わせた後、次は俺が耳に唇を寄せた。
「誠也くんと同じ匂いになりたかってん、勝手に使ってごめんなさい」
そう伝えると、かなりにやにやしながら俺の胸元によりかかってくる。喜んでる。かわいい。
末「なら許す」
振り返った唇がそう動いた気がして、ありがとうを込めて優しく頭を撫でた。
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むゆこ(プロフ) - castielさん» お読みいただきありがとうございます！結局のところ紫赤みたいなところありますよね＾＾また書かせていただきます︎︎︎︎︎☺︎ (8月28日 19時) (
レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
むゆこ(プロフ) - さきさん» お読みいただきありがとうございます！個人的に最近橙赤ブームなのでまた書かせていただきますね＾＾♡ (8月28日 19時) (レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
むゆこ(プロフ) - みのりさん» お読みいただきありがとうございます！そうなのですね、、！個人的に紫青は色々なパターンで書きやすいです◎ また紫青書かせていただきますね^^ これからもお読みいただけたら嬉しいです♡ (8月28日 19時) (レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - こちらのお話大好きです！いつも楽しく読ませていただいております！橙赤大好きなので更新嬉しかったです☺️これからも楽しみにしております🙇 (8月13日 23時) (レス) id: 85021810df (このIDを非表示/違反報告)
castiel(プロフ) - いつも楽しく拝読しております!特に紫赤が大好きです!もしよろしければ心霊ロケの紫赤verも読んでみたいです! (5月19日 1時) (レス) id: b51bce6272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むゆこ | 作成日時：2021年8月24日 23時
