blue × red ページ22
正門side
なによほんまに。
末「まさかど〜」
カレカノみたい！とか、身長差萌える！とか。
末「まさかど」
彼氏俺なんですけど？この正門ですけど？
末「なあ」
そりゃあみてくれは晶哉の方がいいし横に並んだらいい感じになっちゃうのも分かるけど、俺の恋人をあんな風に抱きしめなくてもええんちゃうのかって話で。
末「なあ！！！！！！」
「なんでしょうか」
末「なんでしょうかちゃうねん何回も呼んでるんやけど」
「あ、ごめんなさい」
末「こっわい顔して何考えてたん」
「分かってるくせに」
末「分かってるから聞いてんねん」
「ならなんで聞くんですか」
なんやこの人。こわ。
それともあれか？あえて言わせて俺の心の傷をえぐる気なんか？悪魔や。俺の恋人は小悪魔や。
「じゃあまず俺に特大のハグとちゅーしてください。話はそれからです」
末「わかった、ほんなら立ってや」
隣に座ってた誠也くんが俺の手を握って立たせ、そのまま向かい合わせに見つめ合う。
俺のことを上目遣いで穴あくくらい見てくる。吸い込まれそうなくらい魅力的な目や。
…いややなあ。誠也くんが俺以外を見つめとんの。皆好きになってまうやん。
情けない、嫉妬しても無駄やのに。
一気に色んな感情が押し寄せてその視線から逃げるように目を逸らすと、
末「よし、好きやで」
握られていた手を引っ張られ、少し背伸びしたら誠也くんがしゅんとした俺を抱き寄せる。
反射的に背中と腰に手を回してぎゅっと包み込んで、しばらくの間温その温もりを味わう。
「気遣わせてごめんなさい」
末「全然」
「なんかすっごく妬けちゃいました」
末「よしがわっかりやすく妬いてくれてちょっと嬉しかったわ」
俺の頭をぽんぽん撫でて宥めてくれるおかげで段々と心が満たされてくる。すごいよなあ誠也くんて。
顔を覗き込むと、相変わらずの上目遣いで微笑んどった。天使やほんま。
「俺もさ」
末「ん？」
「大好きやで」
小さい頭を引き寄せて唇を重ねてる。
1回じゃ足りひんから、満足いくまで何回も。
部屋に響くリップ音に触発され、お互いの熱も高まり合う。
末「っん、…なあよし」
「ん？」
キスの合間、おでこをくっつけ次の言葉を待つ。
末「俺にもあんまり、嫉妬させんといてな」
やっぱり、小悪魔や。
end
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むゆこ(プロフ) - castielさん» お読みいただきありがとうございます！結局のところ紫赤みたいなところありますよね＾＾また書かせていただきます︎︎︎︎︎☺︎ (8月28日 19時) (
レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
むゆこ(プロフ) - さきさん» お読みいただきありがとうございます！個人的に最近橙赤ブームなのでまた書かせていただきますね＾＾♡ (8月28日 19時) (レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
むゆこ(プロフ) - みのりさん» お読みいただきありがとうございます！そうなのですね、、！個人的に紫青は色々なパターンで書きやすいです◎ また紫青書かせていただきますね^^ これからもお読みいただけたら嬉しいです♡ (8月28日 19時) (レス) id: 5554184efb (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - こちらのお話大好きです！いつも楽しく読ませていただいております！橙赤大好きなので更新嬉しかったです☺️これからも楽しみにしております🙇 (8月13日 23時) (レス) id: 85021810df (このIDを非表示/違反報告)
castiel(プロフ) - いつも楽しく拝読しております!特に紫赤が大好きです!もしよろしければ心霊ロケの紫赤verも読んでみたいです! (5月19日 1時) (レス) id: b51bce6272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むゆこ | 作成日時：2021年8月24日 23時
