ストーカー【仮】はおバカがお好き

入学式 ページ6

WN 「うｯ…うぅ……ぐすｯ…ず…」









あーあーあーもう、うるさい


あの入学式からというものずーっとずーっとウォヌは泣いているのだ







いい加減泣きやめよ


男子高校生が迷子になって泣いてしかも泣いてる途中で入学式にドドーンと登場して、さらにコケるってコントかよ









ってウォヌ以外の3人は思ってるけど本人がこんなに泣いてるもんだから言おうにも言えないのである



SN 「まぁ入学式途中からでも参加できたしいいんじゃねぇの笑」






とんだポジティブ野郎だな

そんなフォローじゃ泣き止まねぇよ！









WN 「そ、そうだよね。なんか元気出てきた」



いや、スニョアのあの言葉で泣きやめるんだったらもっと先に泣き止んどいてよ


こっちは気まずくて気まずくて……









ガラッ―――









「おーい、席つけよ〜！」







こんな感じだけどいつも一緒のメンバーと同じクラスになれて、担任はまぁまぁイケメンだし高校生活結構うまくいきそうだなぁ…なーんて







「新学期のテストが2日後にあるから勉強しとけよ〜！あ、あと明日は自己紹介とかしてもらうから考えてこいよ！」









いまの先生の言葉で一気に私の頭の中はテストの事に変わった



「じゃあ解散！さよーなら」









SN 「A！お前クラブ入るの？」

YN 「Aは私とバイトだよ。」






高校生になったしバイトして、お金も貯めていきたいなーんてクラブに入った方が高校生活満喫できそうだけど









交差点に差し掛かったところでスニョアとユニが手を挙げて

SN/YN「じゃ、また明日！」









この時後から誰かに見られているなんて想像もつかなかった

高校生活→←迷子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す