↓あなたside ページ7
〜当日〜
全く眠れず、しかも昨日泣いたせいで目が腫れて重い。
この顔で行くのか。
しっかりしてるところを見せないと。
この前の全国大会は見事優勝したとあとで連絡をもらった。
本当だったら泣いて喜ぶんだろうけど、電話が来てすぐ会場を出たから表彰式は出てないし、全然実感がわかない。
今の私は何もかもがふわふわ状態だ。
昨日初めて会ったよく知らないお母さんの親戚に一緒に暮らさないかと言われた。
正直言うと、あまり信用していない。
私を引き取ると言ってくれているのはとてもありがたいことだし、まだ子どもの私を引き取ってくれる人はもう出てこないだろう。
でも、親戚の人が住んでいるのは遠い九州。
引き取ってもらうことになったら私も必然的にそっちで暮らすことになるわけで........
お母さんと暮らしたこの場所に簡単には帰ってこられなくなる。
あ「はぁ。どうしようか。」
エマ「ため息するなら下じゃなくて上を向いてしなさい。」
早いね。なんて言いながら顔を洗うエマ。
そんなあなたも少し目が腫れてて、起きるにはまだ早いこの時間に起きている。
あ「そうですね。上を向くだけで何かが変わりそうです。」
この頃はまだエマとは他人行儀で、硬い敬語だったなぁー。
また会うことになるとは思わなかったけど
エマ「空は一つしかないから。誰とでも繋がっていけるの。今日で全部決着つくから、しっかりしなさいね？」
目は冷やしておいた方が良さそうね。って彼女は部屋に戻った。
あ「決着かぁー。」
お母さんのことかな。
それとも、引き取ってもらうことかな。
どっちにしろまだ小学生だった私が一人暮らしをするという選択はない。
時間まですることがないからとりあえず家の中を掃除して、ここと離れてしまう前に近所を散歩した。
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與くんのお嫁さん - 隆じい子守唄歌って (2022年5月1日 21時) (
レス) id: 07d644c9cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちわ。一気に読ませて頂きました^_^続きが気になって仕方ありません。楽しみに待ってます。 (2017年10月4日 12時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
南那(プロフ) - 続きがとても気になります！頑張ってください！ (2017年9月17日 8時) (レス) id: aaf63bcfe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miku0829 | 作成日時：2017年6月8日 19時
