↓西島隆弘side ページ33
オフの予定だった朝
急に事務所まで呼び出され、マネージャーと第3会議室に向かった。
隆弘「第3か。なにしたっけ？」
ﾏﾈ「まだ僕も何も聞かされてないんです。」
うちの事務所の第3会議室は偉い人たちが使う場所で、俺はデビューが決まった時にそこで発表された。
事務所の関係者からすると、第3会議室に呼ばれることは滅多にないし、呼ばれた時は相応の心当たりがある。
だけど今回の俺は心当りがなく、なぜ呼ばれたのか予想がつかない。
心の準備が出来ない。
ﾏﾈ「西島さん、入りますよ。」
２回ノックをして、ドアノブを回した。
待っていたのは社長を始め、事務所の重役たち。
こんなフルメンバーが揃って会うのは初めて。
隆弘「失礼します。」
「2人ともそこに掛けてください。」
ﾏﾈ 隆弘『失礼します。』
俺たちがイスに座るとすぐに本題に入った。
「君たちはこれに心当たりがあるかね？」
ﾏﾈ 隆弘『.... ｯｯ !?!?!?』
今日呼ばれたのはこのことか。
なんで第3会議室なのか、冷静な部分の俺は納得した。
見せられたのはあの時の.......。
撮られていたことに気づかなかった。
隆弘「紗良。」
「彼女はうちのオーディション枠のレッスン生だそうだね。西島くん、彼女と君の関係は？」
隆弘「紗良は俺の娘です。」
重役たちがザワつき、疑いの目で俺を見る。
「"娘"ということはどういう事なんだい？こちらはその事実を把握しておかないといけないんだが。」
ﾏﾈ「その事については僕から....」
隆弘「いえ、僕から言います。」
それから優香のこと、紗良のこと。
紗良と暮らすことになった経緯を重役たちを前に話した。
「なるほど。
今の西島くんの状況はわかりました。
このことは君も知っていたということでいいんだね？」
ﾏﾈ「はい。僕は西島さんの自宅にお迎えなどで行くことがあるので何度か面識もあります。」
「メンバーはこのことは？」
隆弘「全員知ってますし、紗良と何度か会ってます。」
「そうでしたか。
それでは、この件は一旦こちらでも今後のＡＡＡのために話し合いたいと思うので今回はこの辺りで。」
ﾏﾈ 隆弘「失礼しました。」
隆弘「ふぅ。」
ﾏﾈ「緊張しましたね。
僕、第3会議室初めてだったので足が震えました。」
隆弘「俺もあそこは慣れないな(笑)」
ﾏﾈ「メンバーの皆さんが西島さんを待っているので行きましょう。」
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與くんのお嫁さん - 隆じい子守唄歌って (2022年5月1日 21時) (
レス) id: 07d644c9cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちわ。一気に読ませて頂きました^_^続きが気になって仕方ありません。楽しみに待ってます。 (2017年10月4日 12時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
南那(プロフ) - 続きがとても気になります！頑張ってください！ (2017年9月17日 8時) (レス) id: aaf63bcfe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miku0829 | 作成日時：2017年6月8日 19時
