13(singo) ページ14
「…」
「…」
「…」
「…なんやねん…//」
頬杖を突きながら、真正面から俺を見つめ続けてくるA。
目が合うたび、さっきのことを思い出してしまう。
俺は自分でも分かるくらい顔を真っ赤にしながら
抹茶ラテを、ずずーっと吸った。
吸いすぎてコップにはなくなり、
ズボゴゴゴ、って音が響く。
「ふふっ…ｗ」
「お前、さ
もー、ええ加減にしろや?/」
こんなに照れる俺も悪いんやろうけど、しゃーないやん。
・
そりゃ今の彼女とも、抱き合ったことくらいボチボチあるし
何回かキスもしたし
でもそんな時、いつも照れるのは俺じゃなくて、彼女。
だから俺はどちらかと言えば照れない方の人間かと思っていたのに
何で今、こんなに照れとるんやろ。
相手がAやったから?
Aがいつもと違った風に見えたから?
あんな大勢の前で抱きしめてしまったから?
まぁ、理由はどうにしろ
いとこに手を出してしまったことに変わりはない。
そのせいか、さっきからAがいつもと違うように見える。
…心臓が痛い。
あぁ、これから一週間
こんな爆弾並な思い出抱えて
一つ屋根の下で過ごさなアカンのか…。
「ごめん、ごめん。
そんな怒らないで。」
はー、とため息をついた俺が怒っていると勘違いしたAは
ちょっと控えめにそう言って、ココアを口に運んだ。
・
俺はいったいなにがしたかったん?
Aの背中や腕が、思ってたより小さくて細かったことに気付いて
力いっぱい抱きしめてしまった。
なんで?なんで?
なんで!?
「おーい、信ちゃーん。」
「ん?」
「今日ね、お父さんが焼肉連れてってくれるらしいから
早く帰って来いってライン来てた。」
Aが見せてくれた携帯の画面には
――
丸山隆平 { A〜♪ 信ちゃん〜♪
焼肉行くで☆はやくしないと、おいてっちゃうぞ☆ }
既読 { りょ }
――
って書かれてた。
「……相変わらず鬱陶しいおっさんやな。」
「だよね。」
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∞村上信五娘∞ - 可愛い！面白かった。 (2015年1月16日 10時) (
レス) id: 7ad74dddfa (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 錦倉栄華さん» コメントありがとうございます(*´ー｀*)私も村上さんのお話をかけてよかったです!あの男らしい感じが好きなので…(笑)← 私も、また村上さんメインで書きたいと思っています♪これからおまけもあるので、よろしくお願いします(*´∀`)♪ (2014年3月20日 21時) (レス) id: adbefb6115 (このIDを非表示/違反報告)
錦倉栄華(プロフ) - 信ちゃんの小説少ないので、この小説に出逢えてよかったです！ また、信ちゃんで書いてくれると嬉しいです！ (2014年3月20日 20時) (レス) id: 939440697d (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - きっくさん» ありがとうございます(*´ー｀*)きっくさんのコメント、いつも嬉しかったです! 切なくなってしまいましたがﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞということで!!← おまけもあるので、もう少しお付き合いよろしくお願いします(*´∀`)♪ (2014年3月19日 18時) (レス) id: adbefb6115 (このIDを非表示/違反報告)
きっく(プロフ) - うわ！うわ！もうー。(笑)ウルウルですよ私(笑) (2014年3月19日 18時) (レス) id: d8d74fe759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミク | 作成日時：2014年1月8日 20時
