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『どうしてここにいるんですか？』
ビーチに寝そべる私を見下ろす日傘をさした朝陽さん
男の人でも日傘するんだ
「キミのことが気になったから」
『どうしてですか？』
私の隣に座り込むけど、日傘の範囲に私まで入れてはくれない
色々複雑で優しいのか優しくない人なのかわからない
「...........」
『あの黒い手袋をしている人達は何なんですか？』
1つ共通していたことは、あの4人全員が常に黒い手袋をしていたことだけ
そして、朝陽さんはそのことを知っていて、私が彼らと接触しないように注意をした
「オレの不注意でキミが巻き込まれてしまったし、話しておこうか」
「忠告おくけどこれから言うことは全て国家機密情報だからね。誰かに言えばその時点でキミは重罪人になる」
え、言うだけで！？
「それでも聞く？」
にこやかに微笑んでいるけど目は本気だ
『はい。』
「じゃあ、場所を変えよう。ここじゃ人が多すぎる」
ほら、と手を差し伸べてくれたはいいが
『！！？』
グッと朝陽さんの胸元に引き寄せられた
『.....................。』
見上げると、朝陽さんは険しい表情で遠くを見つめていた
「走るの得意？」
唐突な質問に驚いたけどなんとなく状況を理解した
『中高陸上部で400mハードルやってました！』
「完璧」
そう言って目が合うと
今度は手を繋がれて砂浜を走り出した
朝陽さん、足速いっ！！
ついて行くだけで精一杯
『く、黒い手袋の人たちですか？』
「まだわからない！
でもこのビーチに明らかに似合わないスーツでサングラスかけてる男2人がこっちを見てた！」
ビーチを抜けて、停められた車に乗り込む
息をする間もなくエンジンをかけて逃走する
「後ろに着替えあるから。それ着て」
視線は真っ直ぐのままで後ろを指さした
たしかに紙袋の中に服が入ってるっぽい
『絶対後ろ見ないでくださいね』
「あぁ。オレは紳士だから」
その言葉を信じて着替えていたら
!! !!!!!!!
後ろから追ってきた車に攻撃された
「くそっ、こんな時にやりやがって」
後ろの窓ガラスが撃ち壊されて、後部座席の私は絶体絶命
「前に来て運転変われる？」
左手で車のハンドル操作、右手に銃で応戦してるあなたを見て できない、なんて言えっこないでしょ！！
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miku0829(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！あまり読んだことがないようなお話を作りたかったので最高の褒め言葉です！不定期更新ですが、必ず完結させます。楽しみにして貰えると嬉しいです！コメントありがとうございます！ (2020年5月27日 0時) (
レス) id: 17cda2b9c9 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - はじめまして。摩訶不思議なお話や設定が面白すぎて、コメントしちゃいました。続きを楽しみにしてまーす！ (2020年5月24日 3時) (レス) id: 012c2a9612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miku0829 | 作成日時：2020年5月2日 11時
