あしたは

わかってる ページ36

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『こんな時間ですよ？』



西島さんのお家にお邪魔したくないわけじゃないけど、シャワー浴びたい




西「オレがどれだけ昼夜関係ない仕事してると思ってんの」


『すみません 笑』


西「来てくれる？」


さっきよりも優しくねだるように言う西島さん


『はい。その前に荷物を置きに行かせてください。私と西島さんのお宅、意外と近いんですよ？』



近いって言ったけど、実は同じマンションの隣の部屋なんだよね 笑笑


西「わかった」





西島さんの送迎の車を途中で降りて、わざと時間をズラした

今までもずっとこうしてきた


マネージャーはタレントを送った後会社に戻らないといけないルールだから、きっと気がついてないだろうけど.....



降ろしてもらったコンビニから歩いて、どうして西島さんが誘ってくれたのかをずっと考えてた


けど、わからない。
相馬さんから私のことについてまだ聞いてないなら、逆になにか話すことあるかな？






部屋に着いたら洗濯機をまわして急いでシャワー浴びた




さっきのコンビニで買ったものを持って

すぐ目の前にあるインターホンじゃなくて、わざわざオートロックの玄関まで戻って隣の部屋番号を押す




『お待たせしました。堀内です』

西「はーい」



ピーピ




さっきも乗ったエレベーターで同じ階数を押す





いったいなんの為にこんなことをしてるんだか........









西「いらっしゃい」

『お邪魔します...』









西「なんか飲む？」


『あ、持ってきました！』


お酒弱いってことで西島さんの前で飲んだことないけど、私は明日もあるからちょうど良かった



西「ホリちゃん絶対飲まないよね。」

『飲みません 笑』

西「オレ飲んでもいい？」

『どうぞどうぞ。明日オフでしたよね』

西「さすがマネージャー笑
ちゃんと覚えててくれてるんだ」

『謹慎中ですけどね！
西島さん、なんかあったんですか？』


缶ビールをひとくち飲んだ後に目が合う


西「どうして？」









『なんで今日誘ってくれたのかなって考えてたんですけど、わからなくて.....』


西「理由もなく誘っちゃダメ？」


『西島さんにお話があります...』


西「好きだ」






目を逸らしたら負ける

耐えろ、ちゃんと伝えなきゃ







『西島さん、お話があります』

西「わかってる」




西「さっきホリちゃんを待ってる間に相馬さんからメールきた。全部知ってる」



西「夢が叶ってよかったね」









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