あしたは

でない ページ27

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休みがあけた初日

これまで通りならホリちゃんの運転する迎えが来るはずなのに別のスタッフが来た








今日はグループの方だからおかしくはないけど...


西「ねぇ、ホリちゃんは？」


「僕はなにも聞いてません。現場にいるんじゃないですか？」


西「いや、2日前からメッセージが既読にならないんだよね」


オフだから既読にならないのだと思ってたけど.....





現場について相馬さんに聞けば


相馬「あぁ、Aちゃんから聞いてない？1週間謹慎処分だよ」


西「聞いてないんですけど、どういうことですか。」


相馬「オブラートに言うとね？」


西「いや、オブラートじゃなくていいです」


相馬「頑固なところが2人ともよく似てるよ」






相馬さんから聞いた話はオレの知らない話がほとんどで驚いた


しかも全部オレが知らないところでオレが関わっている






ホリちゃんがオレと付き合ってるというウワサにずっと耐えていた中

オレの休みの理由が仮病だと疑った偉い人の心無い言葉にホリちゃんは真っ向勝負で撤回を求めた


しかも場所が悪い。1階の広いロビーにホリちゃんの声が響き渡ったらしい



それに逆ギレした偉い人が謹慎処分と1ヶ月の給料減額を言ったらしいが


さすがにやり過ぎだと批判もあった事で謹慎処分のみで収まった。







西「全然収まってないでしょ。ホリちゃんはそれで納得したの」


相馬「謹慎処分だけど、Aちゃんにとってはただ1週間休みになっただけだよ」









休みになっただけって......

ウソだろ。








西「出ないし......」




やっぱり電話も出ない





宇「おはようございます！って、にっしー！」


西「あぁ、宇野ちゃんおはよ。」


宇「Aちゃん大丈夫なの？」


西「わかんない。」


宇「わかんないってどういうこと！？」


西「電話がつながらない」


宇「それ仕事用じゃない？プライベートの方は！？」


西「え、オレ持ってない。
あ！宇野ちゃん知ってるよね！教えて！」


宇「んぅーーー。勝手に教えるのよくないと思うんだけど、今回だけだからね！」



西「うん、ありがとう！ちゃんと謝っとく」



よし、ホリちゃんの連絡先はゲットした

もう集合時間だから、打ち合わせが終わったら...






宇「ほら、電話しないと気になっちゃうでしょ？みんなには話しておくから行っきてもいいよ！」



西「ほんとごめん！」



会議室を出たら、珍しく日高と秀太と真司郎たちとすれ違った

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