はじまり ページ10
.
2年前
1本の電話から全てが始まった
ううん、もっと前からこうなる事は決まっていたのかもしれない
会社の友達とランチしていた時
兄の友達、椋から電話がかかってきた
「もしもし、樹？」
「椋どうしたの？」
椋の電話は、私に用事があるか 兄の仕事がはかどらない時
ウエディングドレスのデザイナーをしている兄、仁と幼馴染の椋は
ハワイに住んでた私とも仲良くしてくれたし
もう1人のお兄ちゃんみたいな存在
仁と椋はデザイナーとサポーターとして仕事でも良いパートナーだ
椋「なあ樹、仁から連絡きてねぇか？」
「ないけど.....」
椋「お前の兄ちゃん、子ども残して失踪したってよ」
「ん？」
仁が失踪？ 子ども残して!?
子ども!?
椋「仁が突然昨日からいなくなって、オレらも探してるんだけど
もしかしたら警察に捜索願出そうかと思ってよ」
内容を受け止めきれずにだんだん思考が止まっていく
「椋 その、子どもって？」
椋「樹にはまだ言ってねえ、って言ってたな
仁、相手はわかんねぇけど子どもいるんだよ
まだ1歳になったばかりの」
「その子は？いま仁の子はどこにいるの」
椋「とりあえず、今のところオレがみてるから
樹は仕事終わったらこっちにこい」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
椋はそう言ってくれたけど結局仕事に手がつかず早退して
椋と仁の子がいる 仁の仕事場兼マンションに急いだ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miku0829 | 作成日時：2019年1月26日 3時
