マネージャー ページ7
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西「では、黒崎樹さんにお願いがあります」
高「樹ちゃんを〜」
西「ちょっと、オレが言うから!」
高「えー、なんでよ」
西「Nissyのマネージャー兼専属交渉人になっていただけないでしょうか」
西 高「お願いします」
「はい!?」
目の前で大人の男性が頭を下げてるなんて初めての光景に戸惑う
「あ、頭をあげてください!!」
西「ということは.....」
高「引き受けてくれる?」
「ちょっと待ってください。急にどうしたんですか!!」
高「急じゃないよー」
ニヘラッと笑って高坂さんは寝てしまった
西「急じゃないって言うか
樹ちゃんにはマネージャーになってもらうためにうちに来てもらったんだ」
「え.....」
西「オレ、前に会社の中で樹ちゃんに助けて貰ったことがあってさ
その時に いいな、って思って
それから樹ちゃんのことちょっと観察してたの」
全然気が付かなかったな.....
西「それで、樹ちゃんが海外事業部の人だって知って
助けてもらった時もそうだったけど
気遣いできるしタフで語学も堪能!!
今回のことからNissyを手伝ってもらおうって思ったんだけど
この前マネージャーが過労で倒れちゃってね 笑
樹ちゃんがよければオレのマネージャーしてもらえないかと思いまして.....」
「西島さんのマネージャー ですか.....」
そういえば、他のアーティストさんなら
ガッツりプライベートでは無い限りマネージャーさんが同席するものなのに今回はいない
西島さんはトップアーティストだから尚更しっかりしていないといけない
しかも、マネージャーが過労で倒れてしまうって.....
西島さんはどんだけ働いてるんだろ
「私でいいんですか?」
西「樹ちゃんが良いからお願いしてる」
「条件があります」
西「ん?」
「私の仕事時間は10時からです
そんなマネージャーでもいいですか?」
そうだった! と言っているような
酔いが覚めた高坂さん
西「んーーーー」
西島さんは唸り始めた
西「いいよ、10時ね」
「はい、それじゃあ」
西 樹『よろしくお願いします』
高「いやー、よかったよかった。一件落着!」
この時西島さんに私の "事情" をちゃんと話しておかなかったことを
あとから大反省することになる
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作者名:miku0829 | 作成日時:2019年1月26日 3時