メモ ページ5
.
名前も覚えてくれてた と思っていたら
急に会議室が緊張感に包まれた
西「んー…………」
西島さんが何かを考えながら資料に目を通してる
スタッフさんたちの神経が西島さんに向いてるのが
私にもわかった
西「あのさ、」
たった一言でスタッフ全員がペンを持って
次の言葉に集中する
私もやや遅れて、西島さんの言葉を待った
西「この日程だと撮影しきれない」
スタッフ「日数増やしますか?」
西「辛くなると思うけど、日数は増やせないから時間を増やそう。
あと、着いてご飯の前に 1回場所確認しておきたい」
スタッフ「調整します」
西「泊まるところ もっとロケ予定地のまん中をとった場所がいいと思う」
スタッフ「わかりました」
他にも次つぎに出てくる言葉を
自分の持ってる情報と照らし合わせながら
聞き逃さないように全てメモしていく
西「うん、このくらいかな」
高「では 初日の時間調整、宿泊場所の調整
3日後の次回までにお願いします。
あと..........」
高坂さんと目が合った
あ、私の挨拶か!
「本日からNissyさん専属の交渉人になりました黒崎樹です。
海外とのコミュニケーションは任せてください!
よろしくお願いします」
西「新しい仲間もできました。
今回の企画もよろしくお願いします」
西島さんの一言で解散になった
各々次の場所に移動したり、この場に残って話し合ったりしていた
私もようやくひと息つけた
スタッフ「あの、黒崎さん」
「はい!」
スタッフ「宿泊場所のことなんだけど、どっかいいところ知らない?」
____ロケ予定地のまん中をとった場所がいいと思う
ロケ予定地は
海 街中の公園 街のメインストリート 郊外の草原
偶然にも前に担当したことがある場所に近かった
「この地区なら、ホテルじゃないんですけど
空き家を貸してるところがいくつかあったと思います。 あ、これです」
仕事用のスマホでみせて.....
スタッフ「あ、いいね。空いてるかな」
「確認とってみます」
スタッフ「確認取れたら連絡して!」
良いつながりができて、連絡先も交換した
1日目にしてはとてもいいスタートだったかな
.
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miku0829 | 作成日時:2019年1月26日 3時