愛する人へ (ページ40)

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禁止！ページ40

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西島さんが寝たのを確認して

起きた時のために仕事しながら待機しておこうと思ってリビングを借りて資料を見ながらパソコンを開いた

つもりだった.....のに.....

定番の、いつの間にか寝ていて気がついたら朝だったパターンでした

それに加えて

西「あ、おきた？」

西島さんよりも遅かったなんて.....

さすがにマネージャーとしては落ち込みます

「はい、帰ります」

散らかしてしまった資料とパソコンを片付けた

西「え、帰んの？」

「帰りますよ。西島さん元気そうですし」

西「おかげさまで、西島隆弘元気モリモリです！」

冷蔵庫から水を取り出す足取りがしっかりしていて、もう大丈夫そう

凄い回復力

「よかったです。帰ります」

西「いやいやいや！ちょっと待ってよ！」

「はい？」

ちょっと座って、とソファーの隣に座らされた

西「なんで帰んの？」

「車です」

わかってる。西島さんが言いたいこと

でも、遠回りするのが私なの

西「.....オレの聞き方が悪かった。どうして帰っちゃうの？」

「着替えたいですし、西島さんがもう大丈夫なら私は必要ないかと。」

もうマネージャーなのか、自分が何なのかわからない

西島さんに何を求められているのかもわからなくなってきた

西「樹ちゃん、この前オレとキスしたよね」

「し、ましたね」

あああああ、思い出しただけで恥ずかしい

西「嫌だった？」

「いや、じゃなかったです」

西「じゃあもう1回確認するけど、オレのこと好き？」

「好きですよ？」

前と同じ聞かれ方をして、お互い答えがわかっているからニヤけてしまう

西「恋愛感情で？」

「はいっ！」

西「オレと付き合わない？」

ガバッと抱きしめて耳元で弱くささやく

きっと西島さんもリスクがある関係になることはわかっているはず

それでも私に言ってくれたなら

私はその気持ちに応えたい

「はい。」

西島さんもニコッと微笑んだのが可愛すぎて

西「！？」

ついキスをしてしまった

西「樹ちゃん意外と積極的？」

「ちがいますよ！」

西「ふーーん」

全然信じてくれてない

西「これからはオレの彼女だからね？」

「はい！」

西「彼女の意味わかってないでしょ」

「わかってますよ？」

西「わかってない！敬語禁止！西島さん呼びも禁止！」

「じゃあなんて呼べばいいですか？」

西「敬語！禁止！」

「はいはい。

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