愛する人へ (ページ37)

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ただいまページ37

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「おかえりなさい！」

空港までお迎えに行った

できるだけ明るく元気そうに振る舞おう.....と思ってる時点でまだ碧離れができていない

西「おー、ただいま。旅行楽しかった？」

「はい、子育ても終わりました」

西「碧くん？」

高「なんかあった？」

高坂さんと西島さんには事務所までの車内で話した

高「樹ちゃんお疲れ様。よく頑張りました」

西「そんな真っ最中にスタジオとかお願いしてごめんね」

「いえいえ！連絡来て嬉しかったですし、これからはバンバン働きますので！」

西「あら、樹ちゃんも立ち寝仲間になっちゃうね」

「仲間入りしたいですー！」

立ち寝仲間はスタッフの中で言われる、極限まで疲れてしまって立ったまま寝てしまうこと

「これからは朝も大丈夫なので、1日中よろしくお願いしますね！」

西「おー、ここにも仕事人間がいる！」

高「今までもだいぶ助かってたよ」

今日はソロ打ち合わせからのグループ打ち合わせ

帰国してすぐだから時差もあるのに.....

本当に尊敬しかない

本人曰く、いつも仕事しすぎて時差感じないと言っていた

本当に仕事人間

ソロの打ち合わせから事務所内で会議室を移動してグループの打ち合わせ

メンバーにも会えて楽しそうに話してる様子だけど

やっぱり疲れてるところがあるのかいつもより発言しない

相槌するのが精一杯のような.....

もしかして体調悪い？

体調悪くても悪くなくても、疲れてることには変わりないから3日後の予定を変更してもらおう

西島さんのためなら頭を下げられる

先方に連絡が済んだところで打ち合わせも1度落ち着いたようだ

ｽﾀｯﾌ「一旦、休憩にしましょう」

皆さんとお話してるところで申し訳ないけど、西島さんを廊下に連れ出した

西「なになに、どこに行くの」

戸惑ってるけど手首を掴んで人目のつかない所までずんずん進んでいく

「座ってください」

丁度あった長いすに座ってもらって、私も向かい合うようにしゃがむ

西「なに？そんなに大事な話？」

「とっても大事な話です」

やっぱり、西島さんの手、震えてる

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