西島side ページ16
.
西島side
なにかの夢を見てて 誰かの声がして
あー、夢醒めちゃった と思ったら
樹ちゃんがいた
「おはようございます」
彼女の一言で1日が始まった
前は男のマネージャーだったから
女の人に起こされることにちょっと幸せを感じたりもして.....
いじわるしてバスタオル1枚で出てったのに無反応
なんか男として自信なくしそう 笑
シャワーの間に昨日の夜、今日は起きれるだろうと思って炊いたご飯でおにぎりを作ってくれて
選んでもらった.....というか選ばせた服は
色的にオレにはない新しい組み合わせ
間接的に樹ちゃんのことが少し知れた気になった
「いつもこんな感じですか?」
おにぎり食べながらの車内
助手席のチャイルドシートが気になるけど
西「うん、まあね」
適当に答える
「たぶん明日から朝は私じゃないので」
西「は?」
明日からは別の人のお迎えです。なんて言われた
朝起こされて少しでも幸せだと思ったオレはどーしてくれるんだ!!
西「わかった」
「今日って、メンバーさんいますよね」
西「うん、いるけど」
「宇野実彩子さんもいますよね」
え、なんで宇野ちゃん?
普通男子メンバーのこと聞いてくるんじゃないの
西「急な仕事がなかったらいるんじゃない?」
「ですよね」
いつも通り、事務所の地下駐車場
「車止めてくるので、先に行っててください。」
樹ちゃんはオレが建物に入るのを見届けてから車を発進させる
昨日のタクシーでもそうだった
西「おはよ」
宇「まだ時間まで10分もあるよ」
與「え、珍しいやん」
浦「珍しすぎて逆に怖い」
末「マネージャー変わったんだって?」
秀太以外、オレが時間に遅れなかったことに驚いていた
西「オレだってやればできますー」
宇「え!?マネージャー変わったの?なんで?」
末「過労で倒れたって聞いた」
與「いっつも目の下にクマ作ってたもんな」
浦「新しい人もういるんだよね」
日「男?女?」
西「女、オレらより若い子で、マネージャーやるの初めてだからちょっかい出すなよ」
與「なんやそのオレのもん、みたいな言い方」
宇「にっしーがそう言うってことはかわいい子なんだ〜」
日「おっ、マジで!? 」
まだ会ってない樹ちゃんのことでワイワイ盛り上がってる
仕事上、会わせないといけないんだけど
なんか
会わせたくなくなってきた
.
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miku0829 | 作成日時:2019年1月26日 3時