あなたは… (ページ2)

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日常あなたside ページ2

朝6時

枕元で鳴り続ける目覚まし時計を止めてベットから起き…ない。

あ「あと５分…」

二度寝に突入します。

だって、この家には私の二度寝を止める人なんていないし

隆弘「紗良ー！おきろー！」

あら、今日は例外のようです。

隆弘「一緒にご飯たべよー！」

仕方なく、部屋を出てリビングに向かう

あ「隆じいおはよー。」

隆弘「紗良、おはよ。
ほら、今日は俺がつくったんだ。食べてたべて！」

と言ってまだ朝の6時だと言うのにテンションMAXな隆じい。

テーブルに作った朝ごはんを並べる

ご飯作ってくれたんだ…

あ、隆じいって呼び方は"隆弘"の"隆"をとって

親戚のおじさんだから"隆じい"

決して私の祖父ではありません。

我ながらいいネーミングセンスでしょ？

隆じいも最初は
「俺、そんなにおじいさんじゃない」
とか言ってたけど今は慣れたのか逆に嬉しそう

隆じいは私の遠い親戚らしいです。
↑あんまり詳しくは知らない笑

隆じいは去年、私の母が亡くなって身寄りがない私を引き取ってくれました

お母さんのお墓もたててくれて、ほんとに私の恩人？です。

そんなことより、もっと注目するべきところがあるではないですか！

あ「なんで、いるの？」

隆弘「え？ここは俺と紗良の家だろ？」

ｱﾊﾊ！っと笑う隆じい。

あ「そこじゃなくて！今日はなんで朝からいるの？」

いつもは滅多なことがない限りこんな朝の時間に家にいない。

隆じいの仕事はよく知らないけど、時間も日程も不安定で私が起きている時間に家に帰ってくること自体が珍しい。

ご飯を一緒に食べるなんていつぶりだろ？

しかも家でなんて、一緒に暮らし始めてから初めてかも。

隆弘「あー。今日の夜からグアムに行くんだ。」

だから準備のために帰ってきた。

と口の片方を少しあげて笑う隆じい。

なんだ、そっか、そうだよね。

「紗良のために会いに来た」

なんて答えを期待してた私がどっかにいる私自身に腹が立った