1+1=LOVE＊That's LOVE＊〜Donghae〜

10:どういうこと？ ページ10

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『A、もう準備しちゃった？』

「え？まだ……」

『あー、よかった。じゃあさ、そのまま降りてきて』

「でも」

『ごめん、今説明する時間ないんだ、とりあえず降りて来てくれないかな？』

「わかった、すぐ行く」





なんだろう？何かトラブルでもあったのかな？


ﾄﾞﾝﾍを残して、あたしはロビーに降りていった





「ｼﾞｪｼﾞｭﾝ」

「あ、A急いで！」





ロビーでは、ｼﾞｪｼﾞｭﾝが真っ黒のタキシードを身に纏って立っていて

洗練されたデザインのタキシードがよく似合ってなんだか眩しいくらいだった




「うわ、ｼﾞｪｼﾞｭﾝかっこいい！って、どうしたの？何かあったの？」

「いいから、こっち」

「あ、ｼﾞｪｼﾞｭﾝ……」




いきなり、手を取られて連れて行かれたのはホテルにあるサロン




「なんでこんなところに？」

「ん？予約しといたんだ」

「ええ！？どういうこと？」

「お待ちしておりました、キム様」

「この人の事頼むよ？あんまり時間ないけど手抜きはしないでね」

「かしこまりました。お任せください」

「え？え？ちょっと待って、ドレス部屋に……」

「じゃあ、ロビーで待ってるよ」

「ちょっと！ｼﾞｪｼﾞｭﾝ！！」




訳がわからないまま、ｼﾞｪｼﾞｭﾝはあたしをサロンのスタッフに押し付けて出て行ってしまった




「あ、あの、あたしドレス持ってきてなくて…」

「ご心配なく、それもキム様から仰せつかっておりますので」

「お、仰せつかって？？？？」




な、なんなの？しかもキム様って！？




呆気にとられる間も無くドレッサーに座らされて

あっという間にヘアメイクが施されて




「あちらに用意しておりますのでどうぞ」

「あ、あちら？」





恐る恐る、別室を覗いたあたしは唖然とした




そこには、あたしなんかに手に入るはずのない

まるで女優さんか歌手が着るような煌びやかなドレスが幾つもかけられていた





「あ、あの、あれは………？」

「キム様から、何着かドレスを用意するように仰せつかっておりましたので…
あの中から◯◯A様にお似合いになるものをということで」

「はぁあ？？いやいやいや、あたしなんかがあんな上等なドレスなんか着られないです！！」

「大丈夫ですよ、A様お綺麗ですしスタイルもよろしいのでなんでもお似合いになると思います
あ、こちらなんかいかがでしょうか？」





あ、あり得ない〜〜〜〜〜(汗)





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