07:ヤキモチ？ ページ7
*
ホテルの前でｼﾞｪｼﾞｭﾝと別れて、フロントで名前を告げる
「え！？1部屋！？」
「はい、◯◯A様のお部屋、ダブル一部屋、とお聞きしておりますが」
や、やられた……ハナのやつ
『ホテルの手配はあたしやっとくから〜』なんて
あいつがただの親切心で手配するわけなかった(汗)
「ヌナ、どうしたの？」
「すいません、もう1部屋、ていうかシングル2部屋に変更できませんか？」
「申し訳ございません、あいにく全室満室でございまして…」
「いいじゃん、一緒でも」
「え？だって仕事で来てるのに…」
「ヌナはオレと同じ部屋、嫌なの？」
「え？それは…」
見ると、眉を下げて潤んだ目であたしを見るﾄﾞﾝﾍ
ああ、またこの顔…ﾄﾞﾝﾍのこの顔に弱いんだってば(汗)
仕方なくキーを受け取ると、エレベーターに乗り込んだ
ドアが閉まった途端、絡まる指に驚いてﾄﾞﾝﾍを見上げたらなんだか物凄く険しい顔
「ﾄﾞﾝﾍ…！？」
「……」
呼びかけても返事はなくて…
変わっていく数字を見上げてるﾄﾞﾝﾍの横顔をただ黙って見てた
そう言えば、あたしが会社でﾄﾞﾝﾍに告白？した時も
同じような事があったけど、あの時とは空気が違う
なんだか重苦しく感じるのは気のせいだよね？
部屋の前まで来ると、あたしの手からカードキーをスッと取って
そのまま差し込んだ
「ﾄﾞﾝﾍ、どうし……ん」
解錠と同時に開けたドアを、あたしの背中で閉めるように押し付けて
いきなり噛み付くようなキスで自由を奪うﾄﾞﾝﾍに戸惑う
「ん…」
押し返そうとしてもビクともしない
いつもの優しいﾄﾞﾝﾍじゃなくて怖いくらいなのに
呼吸を求めて開いた唇を割って入り込んだ舌は甘くあたしの舌を絡めて
いつの間にか、ﾄﾞﾝﾍの首に腕を回してキスに応えてた
「ん……ﾄﾞﾝﾍ、どうしたの…？」
「なんか……ヤダった」
「え…？」
「あいつと…凄い仲良くて…それに部屋だって…別々がよかった？」
ﾄﾞﾝﾍ、それって
「もしかして、ヤキモチ？」
「…////」
フイッと、耳を赤く染めてあたしから視線を外すﾄﾞﾝﾍがかわいい
「ｼﾞｪｼﾞｭﾝはただの同期ってだけだよ？それに部屋は
公私混同は良くないからとりあえず別々にしてもらおうと思ってただけだよ」
「ホントにそれだけ？」
小さく頷いて、ﾄﾞﾝﾍの頬をそっと挟んで今度はあたしからその柔らかい唇を食んだ
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さくらこ(プロフ) - なおさん» たまちゃんありがとう( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月14日 13時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - たまです！よろしくです！！ (2015年5月6日 10時) (レス) id: 16c897f07e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - myeongmiさん» myeongmiさん、コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただける私こそ、幸せです（ ; ; ）ありがとうございます！次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミナさん» ミナさん、コメントありがとうございます！ホント、夢でもいいからこんなかっこいいﾄﾞﾝﾍさんと同じ会社で働いてみたい！！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ようこさん» ようこさん、レスが前後しちゃってごめんなさい(>_<)コメントありがとうございます！リーマンﾄﾞﾝﾍさん、楽しんでもらえて嬉しいです！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年11月22日 18時
