32:ありったけの愛＊DH＊ ページ32
*
オレの髪を、オレが贈った指輪を嵌めた指が何度も梳くのが気持ちよくて目を閉じた
「ﾄﾞﾝﾍ…」
「ん？」
上気した頬で艶のある声がオレを呼ぶ
Aの手を取って、その柔らかい手のひらに口付けたその時
「早く…一つになりたい」
はあ、と小さく息を吐いて
その息さえも飲み込みたいほど愛おしいヌナ
ああ、この人はわかってるのかな？
自分の一言で、オレがどれほど舞い上がるか
今日はいつもよりも優しく、ゆっくり愛したい、そう思ってたのに
そんなオレの思いなんか、たった今Aの一言でこっぱ微塵に破壊された
オレのスイッチを押したのはAだからね？
「Aのせいだよ？覚悟して？」
もう一度、深く口付けて
確かめるともうトロトロなAのそこに、迷うことなく溶け込んだ
「ぁ…ん…」
ゆっくりオレでいっぱいにしてAのナカを探るように突くと
ひときわ声のトーンが上がる場所はすぐに見つかる
いつもと違う場所だからかな？今日は特に感度が良さそう♪
唇を噛んで我慢してるけど、ゴメンね？オレはAの声が聴きたい
大きくグラインドさせて攻めると声を上げてのけぞるA
もう限界？
「逃げちゃダメ」
「ぁ、や、んっダメ、そこっ」
逃げるようにカラダを捻るAの腰を強く引き寄せて
違う角度から腰を打ち付けるとますますオレを締め付けるから
ヤバい、オレの方がイッちゃいそう(汗)
横を向いてギュッと瞼を閉じて快感に耐えてるAがキレイで可愛くて
その頬の下に手を入れてこっちを向かせる
ぁあ……ヤバいくらい色っぽい
引き寄せられるように口付けると繋がった場所がますます深くなって
合わせた唇から漏れる甘い吐息ごと絡め取った
Aとこんな風になれるなんて、あの頃は想像すらしてなかった
ただ、優しくてカッコイイAに憧れて近づきたくて頑張ってた
万が一にでもオレを好きになってくれたら、それだけで幸せだとも思ってた
でも…
「好きよ、ﾄﾞﾝﾍ…」
ああ、ヤバい、マジで泣きそう
そのAがオレを好きだって
そう囁いてオレを甘く見つめる日がやってくるなんて
「オレも…、好き…ん、……」
「ぁ、あっや、…」
ねえ、A…
ありったけの愛をキミに注ぐから
全部とは言わない、きっと溢れちゃうから
半分でも、その半分でもいいから
オレの愛を、その笑顔で受け止めて？
そう願いながら、オレはAのナカで果てた
*
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さくらこ(プロフ) - なおさん» たまちゃんありがとう( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月14日 13時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - たまです！よろしくです！！ (2015年5月6日 10時) (レス) id: 16c897f07e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - myeongmiさん» myeongmiさん、コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただける私こそ、幸せです（ ; ; ）ありがとうございます！次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミナさん» ミナさん、コメントありがとうございます！ホント、夢でもいいからこんなかっこいいﾄﾞﾝﾍさんと同じ会社で働いてみたい！！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ようこさん» ようこさん、レスが前後しちゃってごめんなさい(>_<)コメントありがとうございます！リーマンﾄﾞﾝﾍさん、楽しんでもらえて嬉しいです！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年11月22日 18時
