25:逆サプライズ！＊DH＊ ページ25
*
恥ずかしくて……
けど、今だったらオレの気持ちが伝えられるって確信した
「オレには…Aだけだよ？他は何もいらない
Aが側にいてくれるだけで安心できるし、幸せなんだ
付き合い始めてまだそんなに長くはないけど
今までよりも、これからの時間を長く一緒にいたい」
ふと窓に目を向けると、ガラスに映るヌナ、いやAの顔が
ウルウルしてるように見えて
けどそれは、Aじゃなくてオレがウルウルしてたんだって
気付いたのはAがオレに振り向いて見つめあった時だった
手を取って＿＿
指をマッサージするみたいに握りながら
コソッとポケットから取り出したモノを、そっと確かめた薬指に嵌めた
うん、Aは気づいてない
スッと膝まづいてAを見上げたら、戸惑うように揺れる瞳
「ﾄﾞﾝﾍ…？」
「A………受け取って？」
「……え？」
少しだけ、視線を落としたオレにつられるように
視線を指に下ろしたAの瞳の水分が一気に増えたような気がした
「……これ………！」
「こんな小さいのでごめんね……」
ｼﾞｪｼﾞｭﾝみたいに高級な車もドレスも高価なジュエリーも
あげられなくて申し訳ないけど
これが今のオレの精一杯の気持ちなんだ
でもいつか
ビックリするくらい大きなダイヤの縦詰めリング、買ってあげるから！
本気でそう言ったのに、Aはいらないって言う
まさか、これ、受け取ってもらえないの！？
「バカ、これがいいって言ってるの！！」
そう言いながら首を横に振るAの瞳から
大きな雫がちぎれるようにボロボロ落ちて
それがまるで、オレがあげたリングに着いてる小さなダイヤよりも
キラキラして綺麗だった
「バカ」
「うん(笑)」
「愛してる(泣)」
「知ってる(笑)」
でも、オレの方がもっと愛してる
「………でもなんで…」
「ん？」
「なんで今日……？」
やっぱり………Aは気づいてなかった
今日が2人にとって最初の記念日だってこと
やっと気付いたAは、そのあとずっとオレに謝り続けてた
「あたし、ホントごめん…何も準備してない(泣)」
「いいよ、Aがいればそれでいいって言ったろ？」
「でも…」
指に光る小さな石を愛おしそうに撫でたAは、少しだけ躊躇して
「じゃあ…一緒に入る？」
「え？」
「………お風呂……入る？////」
まさしくこれが、逆サプライズ！
*
26:100日目のプレゼント→←24:２つのミッション＊DH＊
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さくらこ(プロフ) - なおさん» たまちゃんありがとう( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月14日 13時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - たまです！よろしくです！！ (2015年5月6日 10時) (レス) id: 16c897f07e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - myeongmiさん» myeongmiさん、コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただける私こそ、幸せです（ ; ; ）ありがとうございます！次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミナさん» ミナさん、コメントありがとうございます！ホント、夢でもいいからこんなかっこいいﾄﾞﾝﾍさんと同じ会社で働いてみたい！！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ようこさん» ようこさん、レスが前後しちゃってごめんなさい(>_<)コメントありがとうございます！リーマンﾄﾞﾝﾍさん、楽しんでもらえて嬉しいです！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年11月22日 18時
