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17:宿題 ページ17

*




「あ、うちのアボジが死んだ話してましたっけ?
アボジは昔から物静かで、賑やかでお喋り好きなオモニとは
まったく正反対だったんですけど、それはもう仲が良くて」



そう、小さく微笑んだドンヘはどこか寂しそうで



「オレたち兄弟が見てても平気でポッポなんかもして(笑)
年頃の時はちょっと、嫌だなって思ったこともあったんです。
だってほら、親のそういうの、想像したくないっていうか?」

「……うん」

「いつも一緒にいてくっついて。オレたちが恥ずかしくなるくらいラブラブで……
このままずっと、この2人はこうなだろうなって思ってた。
でも、アボジが病気になって……余命幾ばくもないって医者に言われても
オモニは決してアボジの前では泣きませんでした。
アボジの前ではいつだって笑ってて…きっと、アボジだってわかってたんです。
自分の命があと僅かだってこと。でも、アボジは最後まで優しくて……

その時思ったんです。オレも、アボジとオモニみたいな夫婦になりたいって」

「素敵なご両親だね」

「ハイ」



きっと……そんな素敵なご両親の愛情をいっぱいに受けて

こんなに真っ直ぐでみんなに愛される人になってるんだな……



「そういう、幾つになってもずっと思いやっていられる相手に
出逢えるって、まるで奇跡だと思いませんか?」

「そうだよね…」

「だから、ヌナとその人はそういう出逢いじゃなかったってことです」

「………もしかして慰めてくれてる?」

「そういう訳じゃなくて……ヌナがオレに出逢ってくれて良かったなって」

「な、何言って…」


なんでそういうことサラッと言っちゃうかな/////


「ヌナ、1+1=なんだと思います?」

「え?クイズ??」

「いいから。1+1は?」

「え?2でしょ?」

「まぁ、そうですよね普通は」

「違うの?」



あたしの顔をジッと見るその瞳があまりにも真っ直ぐでキレイで

ドキドキしてしまう



「宿題」

「ええ!?」

「だから宿題!!」

「ちょ!教えてよ!何のクイズ??」

「正解したらご褒美あげます(笑)」


ああ、ホントにもう!

でも……こんな風に振り回されるのがなぜか心地いいなんて

あたしはどうかしてるのかも



*

18:答えは自分で→←16:どうしたい?



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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ノこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました! 本当、続きが読めて嬉しいです! (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか?編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらこ | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/  
作成日時:2014年9月24日 19時

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