15:心のバリア ページ15
*
「え？ジュンスに会った！？」
「うん……」
「しかもﾄﾞﾝﾍと一緒の時にねえ」
「それは関係ない……」
「ホントにぃ？」
「ハナ！」
「はいはい、わかったから。で、どうだった？」
「どうって……」
「気持ちよ！会った時の！！」
「え……うーん、会いたかった？いや、懐かしい？これも違う」
「どういうことよ！」
ジュンス……
2年前のクリスマスに、とある集まりで会った一つ年上の人。
言わば、一目惚れってヤツで…
ハスキーな声と、笑った顔がすごくステキだった
そう思ってたのはジュンスの方もだったみたいで、すぐに付き合うようになったけど…
キッカケはなんだったか、今となっては思い出せないけど
些細なことだったように思う
誕生日に電話が無かったり
約束を急にキャンセルされたり
何でもないって、きっとタイミングだって思ってやり過ごして
結局、空いた穴を塞げなかった
あれから、その事をずっと引きずってたと思ってた
でも今日ジュンスに会って
複雑ではあったけど、以前彼に抱いてたような思いは無くなってることに気づいて…
「それってさぁ、もう別の方向に気持ちがあるからじゃないの？」
「え？別のって…」
「思い当たる事あるんじゃないの？」
「ま、まさか！！」
「ほら！今目の前に浮かんだでしょ！？」
「ななななにを」
「はは、図星ね(笑)」
「何言ってるの！？ﾄﾞﾝﾍは別に」
「あはは！ほらやっぱり」
「あ！！」
なんで………
「あ、あれは事故みたいなもんで……」
「事故って(笑)……その気がなきゃ出来ないでしょ」
「だけど……」
「相性だって、バッチリだったんでしょ？」
「そ！そんなの関係ないじゃん////」
「私は大いにあると思うな〜。
そう言うのって後から気づいてもどうしようもないしさ〜
てか、夕べのことが無くてももうあんたの中にはﾄﾞﾝﾍがいたんじゃないの？」
「そんなこと……」
「きっとあんたは、そうやってジュンスの事を忘れないようにして
心にバリアを張ってたんでしょ？
でももうそのバリアはとっくにﾄﾞﾝﾍに剥がされてたのよ」
じゃなきゃ、たとえ酔ってたってあんたがそういうことするなんてあり得ないから
そう言って、微笑んだハナ
そうなの……？
だから、ジュンスと会っても辛くなかった？
*
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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました！ 本当、続きが読めて嬉しいです！ (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか？編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年9月24日 19時
