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本当はなんでAが僕のダンスを嫌いって言ったのかわかっていた。
「A、ごめん」
「何に対してですか、」
「さっき睨みつけた、、、あれはただの当てつけだった」
「いえ、こちらこそごめんなさい。無神経でした」
ひと息ついてずっとAの膝の上にいるわけにもいかなくて起き上がろうとすると、無理矢理Aに押さえつけられた。
「まだ息ちゃんと整ってません」
「、、、」
「それに疲れたでしょ、?」
外は漆黒の闇に包まれていて、冷たい冬の雨がさらにその闇をふかくしているようだ。
雨の音が鼓膜をゆらす。
心の波がさっきまでのが嘘のように静まっている。
少しだけ
楽になりたい。
「僕の踊ってる姿が好きだったんだ、僕の__________弟のソンミンは」
弱々しい自分の声が静かな部屋に吐き出される。
Aは突然話し出した僕に少し驚いていたけど、すぐに真剣な顔つきで僕の言葉に頷いた。
「何もしてあげれなかった。僕がココに来て、段々と忙しくなってきて、僕はボクのことしか見えていなかった」
ソンミンに対しての後悔の気持ち。
大切な人過ごせなかったことの悔しさ。
今の自分を作っている全てのものに憎しみを抱いてしまうこと。
踊りたいのか、踊りたくないのか
もうどうしたらいいのかわからないこと。
1度口を開いたらもう止まらなくて、喋っている間に自覚していなかった本当の気持ちまでAにひたすら聞いてもらった。
ここまで話せたのはAが僕の体を擦りながら、頷きながら、途中では僕の話なのに自分のことのように悲しそうな顔、苦しそうな顔をしてくれたから。
「ありがとう。聞いてくれて」
一気に走りすぎて、気づけば大切な人がいなくなって。
何が間違っていたのかもわからない。
ただ今わかっていることとは、こんなにも愛していた人がいなくなることは辛くて痛くて悲しいんだってこと。
・
coming soon
あんにょん♡♡(^^)
みよです!
狂愛3完結いたしました。
ここまで付いてきてくださった読者様大好きでございます( .. )
本当にありがとうございます
( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )( .. )
まだまだお話は続きますので良かったら私のの背中に乗ってください…………笑
ではまたお会いしましょう♡
コメントありがとうございます( .. )
4440人がお気に入り
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ムール貝 - あの…この小説、一から見ようと思って作品欄で狂愛1とか2を探したんですけど無くて…消しちゃいましたか…? なんか、すいません……!!! (2020年3月15日 21時) (レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミヒ - メンバー全員を均等にしかも読み込みやすく書かれていて感動しました!最初は結構主人公に情が移っていたのですが今の展開でもう既にメンバーと主人公との関係の深まりに涙腺崩壊寸前です(語彙力) (2019年7月11日 23時) (レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ハウン - キスん所、めっちゃ好いーとよ! (2018年4月3日 2時) (レス) id: 57e7df4311 (このIDを非表示/違反報告)
* * 泡夢 * *(プロフ) - みよさん» ありがとうございます()続編も応援してます!! (2018年1月31日 0時) (レス) id: 942486a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - * * 泡夢 * *さん» 私も負けません(><) (2018年1月30日 21時) (レス) id: 5620a473a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みよ | 作成日時:2017年10月16日 22時