142 ページ42
ジミン side
僕の大事な大事な弟がこの世を去りました。
"ジミなぁ！"
いつもふざけて、僕をバカにして呼んできた僕のムカつくたった一人の弟。
"ジミニヒョン〜〜"
都合のいい時だけ、泣きながらヒョンっていってくるあざとい弟。
でも、僕はそんな弟にわかっていても激甘で。
「ホントしょうがないなぁ」
結局いつも手を差し伸べてた………
_________________________
「ソンミン！なんで、なんで、こんなになるまで隠してたんだよ!!!!!!!!」
あの日はワールドツアーから帰ってきて直後、オンマから突然電話がかかってきた。
普段あまり連絡を取らないオンマからの突然の電話に
ワールドツアーが終わった直後だったあとだったから眠気を抑えながら電話にでた。
オンマから告げられた衝撃の事実は、僕の眠気を覚ますには充分だった。
[ソンミンがもうダメみたい]
もうってなんだ、もうって、………
オンマとアボジはソンミンが病気なこと知ってたの？
僕は何も知らなかったよ。
余命宣告受けてたなんて知らなかったよ。
「僕さ、ジミニヒョンの踊ってるところが本当に大好きなんだよね、知ってるでしょ？」
弱弱しく笑ってるソンミン。
「だから、なんだよ、」
こんな時に口調荒くなっちゃダメなのに、僕の気持ちは収まらない。
「オンマもアボジも！！！！！なんで僕に隠してたの？ボクだけ除け者にするの？」
病室の隅で佇んでいるオンマ達に怒りをぶつける。
二人は悲しそうな顔をしただけで何も答えなかった。
「ジミニヒョン。」
ソンミンの男としてはちょっと高すぎる、でも透き通る綺麗な声が静かな病室に浸透した。
「僕がオンマとアボジに言ったんだよ。ヒョンに言わないでって。」
「なんでっ」
ソンミンが横たわっているベッドの横の地面に僕は力なくしゃがみこんでしまう。
「だから、さっきから言ってるじゃん。
僕はジミニヒョンの踊ってる姿大好きだから。
僕のこと言ったら絶対コッチのこと気にして集中出来なかったでしょ」
「ばかやろー。、
自惚れんな」
悔しくて悔しくて。
久しぶりに見たソンミンは薬で全部髪の毛が抜けていて。
病院生活が苦しかったこと
容易に想像出来た。
苦しかったよね。
辛かったよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4440人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ムール貝 - あの…この小説、一から見ようと思って作品欄で狂愛1とか2を探したんですけど無くて…消しちゃいましたか…？ なんか、すいません……！！！ (2020年3月15日 21時) (
レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミヒ - メンバー全員を均等にしかも読み込みやすく書かれていて感動しました！最初は結構主人公に情が移っていたのですが今の展開でもう既にメンバーと主人公との関係の深まりに涙腺崩壊寸前です(語彙力) (2019年7月11日 23時) (レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ハウン - キスん所、めっちゃ好いーとよ！ (2018年4月3日 2時) (レス) id: 57e7df4311 (このIDを非表示/違反報告)
* * 泡夢 * *(プロフ) - みよさん» ありがとうございます()続編も応援してます！！ (2018年1月31日 0時) (レス) id: 942486a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - * * 泡夢 * *さん» 私も負けません(><) (2018年1月30日 21時) (レス) id: 5620a473a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みよ
| 作成日時：2017年10月16日 22時
