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ユンギ side
静まり返った部屋。
青白い月の光が静かに差し込んでいる。
あいつはもう寝たのか、時折スースーと息を吐く音が聞こえてくる。
俺も寝ようと目を閉じてみるがいつもと違う状況だからか、一向に眠気が訪れない。
初めてこんなにあいつと話した。
話してみればみるほど疑問は深まるばかりだった。
なんでこいつがこんなに嫌われているのか。
普通に良い奴だった。
安心できた。心地よかった。
"日本人だから"
メンバーは口を揃えてそう言ってたが、俺はその答えに不信感を持っていた。
だってメンバーが反日だなんて聞いたことは無かった。
好きだとも聞いたことはないけど、嫌いだとも聞いたことはない。
俺は疑問には思っていてもあの子について深く言及したことは無かった。
その理由は単純で、ただ単に興味が無かったから。
新しいマネージャーだろうが前のマネージャーだろうがやる事だけやっていてくれさえすれば
どちらにも変わりは無かった。
でも、今日はじめてちゃんと関わってみてその考えは変わり始めてることに俺自身が驚いている。
俺はそんな簡単に心を開くタイプでは無い。
なのに、だ。
彼女 の何が俺をそうさせているのか。
ハッキリと言葉で表すことは出来なけど、温かさがあの子にはあった。
取引や自分の利益だけを考えている人は世の中にたくさんいる。
その中でも、芸能界にはとくにその傾向が強い人が多い。
デビューして4年。
そんな芸能界の中でたくさんの苦労を重ねてきた。
メンバーみんな自覚しているか否かはさておいて、俺から見るに心が冷えきっている。
自信をもって主張出来るのはメンバーみんな根っこは凄い良い奴だってこと。
ただ、俺らが初めて出会ってアメリカへ渡ってデビューをするためにがむしゃらに練習していた頃の、あいつらを知っているから。
ヒョンも弟たちも悪い意味で芸能界という色にそまってしまった。
それは俺も同じだ。
メンバー意外と利害無しで話をすることなんてまずない。
笑顔で会話していたって結局どこかで、この人は何を目的に自分と関わっているのか、
そんなふうにしか考えられなくなった。
そんな自分が嫌だけど、でもその考えをやめたら防弾少年団というグループは守れなかった。
今ごろここに存在することすらできなかっただろう。
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ムール貝 - あの…この小説、一から見ようと思って作品欄で狂愛1とか2を探したんですけど無くて…消しちゃいましたか…？ なんか、すいません……！！！ (2020年3月15日 21時) (
レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミヒ - メンバー全員を均等にしかも読み込みやすく書かれていて感動しました！最初は結構主人公に情が移っていたのですが今の展開でもう既にメンバーと主人公との関係の深まりに涙腺崩壊寸前です(語彙力) (2019年7月11日 23時) (レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ハウン - キスん所、めっちゃ好いーとよ！ (2018年4月3日 2時) (レス) id: 57e7df4311 (このIDを非表示/違反報告)
* * 泡夢 * *(プロフ) - みよさん» ありがとうございます()続編も応援してます！！ (2018年1月31日 0時) (レス) id: 942486a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - * * 泡夢 * *さん» 私も負けません(><) (2018年1月30日 21時) (レス) id: 5620a473a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みよ
| 作成日時：2017年10月16日 22時
