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跳ねる心臓。
部屋に入ってきたのは…
ブイさんだった。
よりによってブイさんとか、あたしどんだけ運が悪いんだ。
あたしを見た瞬間ニヤけるブイさん。
嫌な顔。
TH「お前なんで来たの?てつきり辞めたのかと思ってたけど」
「遅れてしまい申し訳ありませんでした」
TH「ううん。謝んなくていいからさ、質問に答えてよ。−−−−−−−なんで来たのって」
なんて答えればいいの。
とっさに下を向いたあたしの顔をブイさんが下から覗き込んでくる。
「あのっ、すみませんでした」
あたしは謝ることしか出来ない。
そんなあたしを見て楽しそうなブイさん。
悔しい。凄い悔しい。
気をずっと張っていて自分の体から水が無くなったんじゃないかって思うくらい、
泣き虫だったあたしがここに来てから全く泣かなくなった。
でも、久しぶりに人と____ジミンさんと、普通に喋れて気が知らないうちに緩んでいたのかもしれない。
じわりと目頭が熱くなって、
TH「あれ、もしかして泣いてる?泣くぐらいだったらズル休みしてないでちゃんと来れば良かったのに。」
TH「それで泣くのはないんじゃない?」
ねぇ?と部屋の中にいたスタッフに同意を求めるブイさん。
さっきまでオドオドしていたスタッフが我先にと頷き嘲笑う。
さっきまでの態度は何だったの?
あぁやっぱり凄い悔しい。
"僕だよ"
さっきまで一緒にいたあの声があたしの上から聞こえてきた。
「ジミン、さん」
JM「テヒョン。僕だから僕のせいだから。コイツ責めないで」
JM「お前も頭下げるなよ。さっきみたいにジミンさんのせいですって強気でいけよ」
「すみません」
JM「ほら。またすぐ謝る」
「クセついちゃってるんです」
JM「だから直しなって」
「クセはすぐに治らないからクセって言うんです」
JM「はぁ?本当にお前ってヘリクツ女だね」
事の発端のブイさんを残しジミンさんと2人で、あーだこーだ言い合いを始める。
そのうちに他のメンバも全員戻ってきて目の前の光景に驚いてる事、
それすらも気づかない2人。
「迷惑かけまくりのジミンさんに言われたくないです」
JM「お前って絶対あれだろ。根に持つドロドロ系女だろ!」
「はい?誰が!ジミンさんなんかドロドロすぎておば様が見る昼ドラ以上ですよ」
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ムール貝 - あの…この小説、一から見ようと思って作品欄で狂愛1とか2を探したんですけど無くて…消しちゃいましたか…? なんか、すいません……!!! (2020年3月15日 21時) (レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミヒ - メンバー全員を均等にしかも読み込みやすく書かれていて感動しました!最初は結構主人公に情が移っていたのですが今の展開でもう既にメンバーと主人公との関係の深まりに涙腺崩壊寸前です(語彙力) (2019年7月11日 23時) (レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ハウン - キスん所、めっちゃ好いーとよ! (2018年4月3日 2時) (レス) id: 57e7df4311 (このIDを非表示/違反報告)
* * 泡夢 * *(プロフ) - みよさん» ありがとうございます()続編も応援してます!! (2018年1月31日 0時) (レス) id: 942486a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - * * 泡夢 * *さん» 私も負けません(><) (2018年1月30日 21時) (レス) id: 5620a473a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みよ | 作成日時:2017年10月16日 22時