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JH「A?何か今言った?」
「あれ?ジェイホープさんですか?」
JH「そうそう。今ナムジュンと一緒に書類探しててね。ナムジュンはトイレ行っちゃった」
「そうなんですね。……あの、ジェイホープさんもなんでブイさんがキスシーンを拒むか分かりませんよね?」
JH「そりゃぁ恥ずかしいからじゃない?ㅋㅋ」
電話の向こうから聞こえてくるジェイホープさんのウホホという笑い声。
だめだこりゃ。
ということは、やっぱりラップモンスターさんもジェイホープさんもどうしてこんなにブイさんがキスシーンを拒むのかはわからないってこと。
「あと、もう一つ聞いていいですか?」
JH「もちろん!どーんとこい!」
「ブイさんがあたしのことを嫌う理由知ってますか」
JH「え……」
さっきまであんなにうるさかったのに突然静まり返ったジェイホープさん。
JH「こんなこと言うのもあれだけど。Aが……その…………日本人だからじゃないかな。お、俺はもう全然そんなこと思ってないからね!テヒョナもいつか絶対自分が間違ってるって気づくと思うよ」
焦ったように未だにペラペラ喋ってるジェイホープさん。
やっぱりなんでブイさんがあたしのことを嫌っているのか、予想通りジェイホープさんは知らないみたいだ。
ブイさんがあたしの事を嫌う理由、
そして今キスシーンを拒むブイさん。
この2つが頭の中で結びつきパズルのピースがはまったように胸にストンと落ちた気がした。
「ジェイホープさん!ジェイホープさん!」
JH「う、うん?急にそんなに焦ってどうしたの」
だって焦らずにはいられない。
ブイさんと女優さんの距離が近づいていく。
「雇用者リスト見つかりましたか!?」
JH「うん。今俺の手の中にある」
「えっと……1年前の四ヶ月前だから。えーっと……
JH「去年の夏の終わり頃ってこと?」
「そうです!その時期に辞めたスタッフさんいないか見てみてください」
雇用者リストにはその月に辞めた人の情報、新しく入ってきた人の情報、今いる人の情報、この三つが入っている。
あたしがここに来たのは今年の夏の終わり……だから、もしかすると……
JH「うーん、いないっぽいけど」
「え?本当ですか?」
ここでやめた人がいなかったら、あたしの推測は間違っていることになる。
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ムール貝 - あの…この小説、一から見ようと思って作品欄で狂愛1とか2を探したんですけど無くて…消しちゃいましたか…? なんか、すいません……!!! (2020年3月15日 21時) (レス) id: 8e13a950e1 (このIDを非表示/違反報告)
ミヒ - メンバー全員を均等にしかも読み込みやすく書かれていて感動しました!最初は結構主人公に情が移っていたのですが今の展開でもう既にメンバーと主人公との関係の深まりに涙腺崩壊寸前です(語彙力) (2019年7月11日 23時) (レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ハウン - キスん所、めっちゃ好いーとよ! (2018年4月3日 2時) (レス) id: 57e7df4311 (このIDを非表示/違反報告)
* * 泡夢 * *(プロフ) - みよさん» ありがとうございます()続編も応援してます!! (2018年1月31日 0時) (レス) id: 942486a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - * * 泡夢 * *さん» 私も負けません(><) (2018年1月30日 21時) (レス) id: 5620a473a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みよ | 作成日時:2017年10月16日 22時