狂愛3

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BIG HITはそもそもの雇用者数がそれほど多くないため１つのファイルにまとめてある。






どこにあるかを考えながら同時にブイさんの様子を見る。





"カット"




鋭い声に周りもブイさんも相手の女優さんも肩を落としている。





また止まってる。




NM「思い出せないなら大丈夫だ。そんなに大した用事じゃないから」




「思い出します。でも何でそんなもの探してるんですか？」





NM「あー、なんかホソクがこの前怒ったスタッフが２人いてな。名前を知っておきたいらしい。」






「へー、ジェイホープさんも怒ることあるんですね」





ジェイホープさんか怒ることなんて想像出来ない、確かにそう。





でも、最初はジェイホープさんだってあたしに暴言を吐いたりしたきてたんだった。




人ってわからない。





「あ！思い出しました。管理室の右側の棚の確か……上から３番目にあると思います」




NM「わかった、ありがとな。」




「確かかどうかわからないので見つかるまで電話繋げておいて貰って構わないですよ」





"カット"




再びカットがかかりいい加減周りもブイさんを睨み始めた。





ブイさん………




苦しそうに顔を歪めて何かと戦っているよう。





何にそんなに惑わされてるの？




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JM「ねぇ、お願いがあるんどけどいい？」



あの日。



ジミンさんが風をこじらせた次の日。



ソウルの駐車場で。



ジミンさんにお願いされた場面が頭をよぎる。




「何ですか？」



JM「………テヒョンのことなんだけど」



あたしに1番の被害を与えてくる人。


それがブイさん。



どのメンバーも許せないけどブイさんは特に許せない。


「ブイさんがなにか？」



JM「……こんな時にあれだけど。今しかちゃんと２人で話せる時ないと思って。
テヒョンはお前を嫌ってるけど。それはお前が日本人だからじゃないから」




「は？」



じぶんでも驚くほどに冷たい声が出た。



焦ったように弁解するジミンさん。


JM「アイツを許してやってくれ、とかそんな最低な事を言いたいんじゃなくて。ただ、頭の片隅に少しでもいいから置いといて欲しいんだ」



「そんなの信じれませんよ。だってブイさんはいつもあたしを日本人だからって理由で虐めてきます」



あんなに毎日"日本人のくせに"って言葉浴びせられてあたしは何を信じろと？



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