狂愛 1

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PN「よし、今日はこれぐらいにしとこうか」





「はい、ありがとうございました」




やっと終わった。




窓の外を見るととっくに日は沈んで真っ黒な空間が広がっていた。




PN「Aちゃんって車の免許持ってる？」





「はい、持ってます」




あたしは、早く車を運転したくて高校卒業後直ぐに免許をとった。





お気に入りの赤いミニバンに乗ってたけど、韓国に住むことになって泣く泣く手放したんだ。




PN「ちょっとボロめだけど車用意してあるからそれ使って」




「え？いいんですか！？」






優遇待遇にも程がある気がする。





だって家も用意してもらってるのに………





家賃だって事務所のほうが2割負担してくれるって言うし。






PN「新しい家の住所がここに書いてあるからナビに打ち込んでみて。」






そう言いながら渡されたのは１枚の紙切れ。





「何から、何まで本当にありがとうございます」







PN「明日から頑張ってくれ。期待しているよ」





「はいっっ」






あたしは気合を込めて返事をし、すぐに新しい住居へと向かった。





たどり着いたそこは、海に近いアパートだった。






真っ白な外観で 一人暮らしには十分すぎるぐらいの広さ、






「何ここ最高！」






あたしは、一気にテンションが上がりある程度の荷物の片付けをし今日は直ぐに寝ることにした。






部屋を暗くして目を瞑ると微かに波の音が聞こえてきた。






落ち着く、、、





パンさんに恩返しをするためにも明日から頑張らないと。

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